TOKYO, Feb 9, 2022 - (JCN Newswire) - 昭和電工株式会社(社長:髙橋 秀仁)は、川崎事業所(神奈川県川崎市)にて使用済みプラスチックを化学品原料にリサイクルする「プラスチックケミカルリサイクル事業」(当社では「川崎プラスチックリサイクル(KPR)」と呼称)を行っており、2022年1月に、使用済みプラスチックのリサイクル量が累計100万トンに達しました。


KPR外観

当社川崎事業所では、2003年から容器包装リサイクル法に基づき、使用済みプラスチックをKPRで受け入れて化学品原料にリサイクルするケミカルリサイクル事業を行っています。KPRでは、受け入れた使用済みプラスチックを高温でガス化し分子レベルまで分解して水素と二酸化炭素を取り出し、水素は主に当社製品である低炭素アンモニア(製品名「エコアン(R)」)の原料に、二酸化炭素はグループ会社の昭和電工ガスプロダクツ株式会社にてドライアイスや炭酸飲料向けに使用しています。

当社は、ガス化ケミカルリサイクルによる低炭素水素を利用したアンモニアを世界で唯一、長期にわたり生産しており、2015年より環境省の「地域循環型水素地産地消モデル実証事業」に採択されているほか、2016年の「エコマークアワード銀賞」受賞、2020年の「グリーン購入ネットワーク経済大臣賞」受賞など、当社の取り組みは高く評価、期待されています。

使用済みプラスチックから得た水素やアンモニアは、化学品原料としての利用だけでなく、国が策定したエネルギー基本計画における非化石エネルギー導入拡大の方針にも沿った製品として今後の市場の成長が見込まれています。中でもアンモニアは、水素と同様に燃焼時に二酸化炭素を排出しないカーボンフリーエネルギーとしても期待されています。

当社は1931年に川崎事業所で日本最初の国産技術を使ったアンモニアの生産に成功して以来90年にわたり、アンモニアの安定供給に大きく貢献してまいりました。今後もこのケミカルリサイクル事業と多年にわたって蓄積されたノウハウを活かし、当社のサステナビリティ戦略を代表する事業のひとつとして、積極的に脱炭素社会・循環型社会の構築に貢献してまいります。

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概要:昭和電工株式会社

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記事名:「 昭和電工、プラスチックケミカルリサイクル事業において使用済みプラスチックのリサイクル量 累計100万トンを達成