TOKYO, May 13, 2021 - (JCN Newswire) - NECプラットフォームズは、2020年9月に販売開始したエッジコンピューティングに最適な端末「コンパクトボックス型コントローラ」用に、PCI Express(注1)ボードが搭載可能な1Slotモデルと5Slotモデルの二種類の拡張ボックスを発売します。AIなど高い計算処理性能が必要な場合でも、クラウドを介さずエッジコンピューティングによる高速処理を行うことでリアルタイム性を実現し、企業のDXの取り組みを支援します。

近年、あらゆるモノがインターネットにつながるIoTの普及に伴い、より多くのデバイスがネットワークを通じて接続される中、デバイスや利用者に近い「エッジ」でデータを処理するエッジコンピューティングの利用が広がっています。工場のIoT化において産業機器の制御や各種センサのデータ収集を行う組込みコントローラ、現場近くでデータの学習・予測を行うエッジAIなど幅広い分野・用途で利用が進み、エッジ端末にも高い性能が求められています。

本製品は、コンパクトな筐体で現場への設置性に優れ、GPU(注2)やAIアクセラレータ(注3)などのPCI Expressボードを搭載することで画像解析やAI推論といった高度な処理をエッジ側で実現することが可能です。

例えば小売業では、店舗に設置することで、店舗カメラの映像などから来店客の導線を自動かつ高速で分析して効果的なデジタルサイネージを表示するなど、高度なマーケティング分析に基づいたサービスを創出することができます。また製造業では、産業機器や産業用ロボットのコントローラとして組込むことで、AIを活用した製造ライン制御、異常検知、故障予測などの高度な処理をリアルタイムに行うことができ、省人化や品質向上に貢献します。

主な特長

1. AI処理に最適なGPUやAIアクセラレータが搭載可能
GPUやAIアクセラレータなどのPCI Expressボードが搭載可能で、計算処理性能を高めて画像解析やAI推論といった高度な処理がエッジで実現できます。

2. コンパクトな筐体
1Slotモデルは10cm×24cm×20cm、5Slotモデルは19cm×41cm×24cmのコンパクト設計により、産業機器への組込みや店舗・オフィス・病院など施設内の限られたスペースでの設置が可能です。

3. 24時間連続稼働と長期供給・長期保守
NECのPCサーバやスーパーコンピュータの設計基準を採用しており、24時間365日の連続安定稼働が可能です。また、国内自社工場での開発・生産体制による迅速な対応や2025年までの長期供給、供給終了から最大6年間の長期保守を提供し、安定した運用に貢献します。

NECプラットフォームズは、NECグループの開発・生産を担う会社として培ったものづくりの力を活かし、ICTソリューションの開発に携わる企業やエンジニアの支援を行うことで、新たな価値創造とサステナブルな社会の実現に貢献していきます。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.necplatforms.co.jp/press/202105/20210513_01.html

概要:日本電気株式会社(NEC)

詳細は www.nec.co.jp をご覧ください。


Copyright 2021 JCN Newswire. All rights reserved. www.jcnnewswire.com
情報提供元: JCN Newswire
記事名:「 NECプラットフォームズ、コンパクトボックス型コントローラ専用拡張ボックスを発売