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Toyota City, Japan, Dec 16, 2019 - (JCN Newswire) - 12月14日(土)、中東バーレーン・インターナショナル・サーキットで2019-2020年FIA世界耐久選手権(WEC)第4戦バーレーン8時間の決勝レースが行われ、TS050 HYBRID 7号車が優勝、8号車が2位で続き、TOYOTA GAZOO Racingは今季3勝目を1-2フィニッシュで飾りました。
TS050 HYBRID 7号車(マイク・コンウェイ、小林 可夢偉、ホセ・マリア・ロペス)
1位、257周、ピットストップ10回、グリッド4番手、最速ラップ : 1分45秒374
TS050 HYBRID 8号車(セバスチャン・ブエミ、中嶋 一貴、ブレンドン・ハートレー)
2位(トップと1周差)、256周、ピットストップ10回、グリッド3番手、最速ラップ : 1分45秒894
2台のTS050 HYBRIDはこのレースもハイブリッド・パワー及び1周あたりの燃料使用量を制限される、厳しいサクセス・ハンディキャップの条件下でレースに臨むこととなりましたが、チームはこの挑戦に立ち向かい、安定した走行と素早いピットストップ、そして高い信頼性と共に8時間を走り抜き、1,390kmに渡ったレースを制しました。
マイク・コンウェイ、小林 可夢偉、ホセ・マリア・ロペスの3名が駆るTS050 HYBRID 7号車が8時間後のチェッカーをトップで受け、今季2勝目。ドライバーズランキング争いでも再び首位に立ちました。
7号車に対し1周あたり0.21秒重いサクセス・ハンディキャップで今大会に臨んだセバスチャン・ブエミ、中嶋 一貴、ブレンドン・ハートレーのTS050 HYBRID 8号車が2位で続き、チームは今季4戦目にして3度目の1-2フィニッシュという最高の結果で2019年最後のレースを締めくくりました。
レースはスタート直後、最前列のレベリオン1号車とジネッタ5号車が接触からスピンを喫するという波乱の展開で幕を開けました。3番手スタートで直後にいたブエミの8号車は、この影響で車体左前に軽いダメージを負い、10位へと後退。間一髪でアクシデントをかわしたコンウェイの7号車が首位に立ちました。
セーフティカー走行からのレース再開後、ブエミは10周目には3位へとポジションアップ。首位を行くコンウェイの7号車は後続との差を30秒にまで拡げ、最初の給油のためのピットへと向かいました。3位の8号車ブエミは、最初のピットでダメージを負った車両前部の交換を余儀なくされ、4位へとポジションを落としました。
8号車のブエミはコース復帰後30分にわたりプッシュを続け、トップ3を猛追。ジネッタ6号車との激しいバトルの末に、43周目には3位へと浮上しました。レースが1時間半を経過したあたりで2台のTS050 HYBRIDはタイヤ交換とドライバー交代のためにピットイン。7号車はコンウェイから小林へ、8号車はハートレーがステアリングを引き継ぎました。
2時間半が経過する頃には、7号車を追い上げていた2位のレベリオン1号車がトラブルで5分ほどの長いピットイン。これでハートレーの8号車が2位へ上がり、TOYOTA GAZOO Racingの1-2体制となりました。
TOYOTA GAZOO Racingの2台を追う3位のジネッタ5号車は、序盤のトラブルにより2周差がついており、加えて3時間半が経過したところでコース脇にストップ。これでライバルは3周遅れのレベリオン1号車となりました。
レースは夜間走行の中、TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは大きく開いた後続との差を維持しながら、リスクを抑えての周回を続け、トラブル無く残りのレースを走り切りました。ジネッタの2台がリタイアに終わったことで、LMP1クラスの完走はTOYOTA GAZOO Racingの2台とレベリオンの3台のみでした。
8時間の長いレース、最後のドライブを担当した7号車のロペスが、257周を走破し、トップでチェッカーフラッグを受けました。8号車は中嶋のドライブで2位フィニッシュ。この結果、7号車がドライバーズランキングでの首位に立ち、8ポイント差の2位で7号車が続いています。また、チームランキングでは首位のTOYOTA GAZOO Racingが2位のレベリオンに41ポイント差をつけています。
全8戦で行われる2019-2020年シーズンのWECは、これで前半の4戦を終了。後半戦となる次戦第5戦は、2年ぶりの開催となる米国サーキット・オブ・ジ・アメリカズで6時間レースとして2月23日に開催。そして続く第6戦は、史上初の米国連戦で、3月20日にセブリングで1000マイルレースが行われます。
村田 久武 TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表
バーレーンで優勝することは大変難しいと思っていたので、今日の1-2勝利は素直に嬉しいです。我々チームは全ての分野で出来る限りの準備をし、TS050 HYBRIDの性能を最大限に引き出すことができました。また今日のレースは最初から接戦で、それが最後まで続くと思っていましたが、ライバル達がトラブルに見舞われてしまったのは少し残念でした。2019年は、2回目のル・マン優勝と世界チャンピオンを獲得した大変良い年で、今日の勝利がそれに花を添えてくれました。TOYOTA GAZOO Racingを支えて頂いているファンの皆様、WECの関係者の方々にこの場を借りて感謝致します。続く2020年がさらに良いものとなりますように、チーム一丸となって努力を続けます。
小林 可夢偉(7号車)
勝利で今年最後のレースを締めくくることができて最高です。素晴らしい仕事をしてくれたチームに感謝します。強力なライバルとの厳しいレースになることは分かっていましたが、我々はミス無く、素早いピットストップにも助けられて着実にレースを戦いました。マイクとホセも素晴らしい走りでした。まだシーズンは長いですが、今日の結果は本当に嬉しいですし、この勢いを維持していきたいです。
マイク・コンウェイ(7号車)
1-2フィニッシュというのは最高の結果です。レースを通して可能な限りプッシュを続けましたが、この結果はレースウィーク序盤には予想もできないものでした。素晴らしい仕事をしてくれたチーム、チームメイトの全員のおかげです。今週バーレーンで走り始めたときは苦戦しましたが、チームがTS050 HYBRIDを見事に仕上げてくれました。この最高の勝利により、ドライバーズランキング首位に立てて嬉しいです。
ホセ・マリア・ロペス(7号車)
本当に嬉しい勝利です。この週末、8号車のクルーを含めたチームの全員が素晴らしい仕事をしてくれました。サクセス・ハンディキャップで非常に困難な状況にもかかわらず、1-2フィニッシュを飾ることができたのはチームのおかげです。マイクと可夢偉もいつものように素晴らしかったです。今年最後のレースで勝てたので、今年の素晴らしい結果を祝ってクリスマスと新年を迎えられるのは最高です。
中嶋 一貴(8号車)
今日はスタートから我々8号車には運がありませんでした。あのアクシデントで大きく順位を落としたため、その時点で2位が我々の目標となりました。その後は着実にレースを戦い、チームとして1-2フィニッシュを果たせたのは良かったです。我々8号車にとっては最高の結果ではありませんが、チームとして最高の結果を得ることが出来ました。
セバスチャン・ブエミ(8号車)
我々にとってはタフなレースでした。スタート直後、目前で発生したジネッタとレベリオンのアクシデントを避けるためコースアウト、戦列に復帰しようとした時に他車と接触してしまいました。その影響もあり、7号車に挑むことはできませんでした。しかし、チームとしては目標だった1-2フィニッシュを果たすことができたので満足していますし、次戦のオースティンが楽しみです。
ブレンドン・ハートレー(8号車)
思い通りのレースになりませんでした。セブのスタートは不運でした。前車のアクシデントに巻き込まれてどうすることもできず、その後はダメージを負った車両でレースを戦わざるを得ませんでした。7号車を抜くのが難しいことは分かっていましたが、彼らにプレッシャーを与え続けました。7号車はミス無く、ピットも迅速で素晴らしいレースをし、最終的にTOYOTA GAZOO Racingが1-2フィニッシュを果たせたことは素晴らしい結果です。
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/31053936.html
概要:トヨタ自動車株式会社
詳細は http://toyota.jp/ をご覧ください。
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