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TOKYO, Aug 21, 2017 - (JCN Newswire) - 株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)と株式会社日立ビルシステム(取締役社長:佐藤 寛)は、中国国内で先行発売*1していた新型エスカレーター「TXシリーズ」を、インド・アジア・中東地域向けに、2017年8月21日から順次発売開始します。
日立は、2016年7月に日本と中国のエスカレーター事業を統合し、中国・広州市を拠点に、両国のリソースを集約して事業の強化に取り組んできました。今回発売する「TXシリーズ」は、2016年9月に発売した「アジア・中東地域向け機械室レスエレベーター」に続く、幅広い地域で展開する標準製品であり、中国・インド・アジア・中東地域で販売を行います。「TXシリーズ」は、これらの幅広い地域での販売を考慮し、中国の昇降機安全・品質基準に加え、日立独自の厳しい安全・品質基準に基づき開発され製造を行います。また、利用者の快適さや心地よさを追求し、人の無意識な行動に寄り添うエスカレーターをコンセプトに機能的なデザインを採用しました。「TXシリーズ」は、優れたデザイン性と安全性に加え、お客さまの多様な要望に対応できるよう、いくつかの仕様から柔軟に選択できる製品であり、さらに従来製品*2と比べ設置面積の省スペース化も実現しました。
今後、「TXシリーズ」は、中国に続き、タイ、フィリピン、マレーシアなど各国・地域で順次発売し、2018年度に中国・インド・アジア・中東地域で年間1万台の受注をめざします。
「TXシリーズ」の特長
1.安全性
利用者の靴がステップと左右の壁面の間に挟まれることを防止するため、ステップ両サイドを中央部分より8mm高くし、あわせて左右の壁面足元部分には、壁面との接触を知らせるブラシを配置しました。また、乗り降りの際の転倒を防止するため、乗降口の床に滑りにくい表面加工を採用するなど、安全性に配慮した工夫を随所に盛り込みました。
2.デザイン性
エスカレーターの利用者が無意識に期待する、「スムーズで、安全、快適な移動」を提供するシンプルで機能的なデザインを採用しました。例えば、欄干の金属製フレームを極小化することでガラス面を大きくし、また手すりの吸い込み口周辺の部材から凹凸を減らしてシンプルな乗降口としています。さらに、照明機器の取り付けスペースを拡張することで欄干全周を照らす照明オプションも用意しました。
3.省スペース化
梁間寸法*3を従来製品に比べて150mm短縮し、これまで困難であった狭小スペースへの設置が可能となりました。
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2017/08/0821a.html
*1 中国国内には2017年6月に発売開始。
*2 「TXシリーズ」の一つ前の機種にあたる中国製エスカレーター「SXシリーズ」。
*3 エスカレーターを設置する際、エスカレーターの両端を取り付ける上階と下階の梁同士の水平距離。
「TXシリーズ」の仕様概要
欄干幅(ステップ幅): 1,200mm(1,000mm),1,000mm(800mm)
エスカレーター角度: 30度,35度
速度: 分速30m
概要:日立製作所
詳細は www.hitachi.co.jp をご参照ください。
お問い合わせ先
株式会社日立製作所 ビルシステムビジネスユニット カスタマー・サポートセンター
電話: 0120-508-104(フリーダイヤル)