HONG KONG, Nov 1, 2016 - (JCN Newswire) - 世界中のトップ経営者のリーダーシップ組織であるYPOは本日、2016年第3四半期にアジア地域のビジネスリーダーの経済信頼感が低下したことを発表しました。アジアのYPO Global Pulse信頼感指数は過去3ヶ月間に62.9ポイントから2.9ポイント下げ、60.0ポイントとなりました。
世界的に見ると、2016年第3四半期のYPO Global Pulse信頼感指数は、0.5ポイント下げ59.2ポイントでした。最も高い水準を記録したのは欧州で、信頼感は2.2ポイント増加し、60.7ポイントとなりました。第3四半期に安定感を維持した米国が僅差で後を追い、信頼感は60.8ポイントからわずか0.4ポイント下げ、60.4ポイントを記録しました。このことは、世界の3大経済地域の信頼感が1ポイント以内の差であったことを意味しています。その他、ラテンアメリカでは、信頼感は1.5ポイント上昇して55.9ポイントとなり、中東・北アフリカは、2.0ポイント下げ53.9ポイントを記録し、世界で最も悲観的な地域となりました。アフリカでは、信頼感は1.7ポイント上昇し55.5ポイントとなり、2015年7月以来の最高水準を記録しました。
東南アジア ASEAN経済圏の信頼感は崩壊。ASEAN諸国(インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ブルネイ、ミャンマー、カンボジア、ラオス、ベトナム)のYPO Global Pulse信頼感指数は大きく7.9ポイント下落し52.6ポイントとなり、本調査開始以来7年間で最低水準を記録しました。この数値はアジア全体のスコアよりも7ポイント以上下回っています。
南アジア インドのビジネスリーダーは楽観的な見通しを維持。第3四半期に、インドにおけるYPO Global Pulse信頼感指数は68.0 ポイントから2.0ポイント下げ66.0を記録しましたが、依然としてしっかり楽観的な領域にあります。インド政府が推し進める構造改革への反対から、信頼感指数はわずかに低下していますが、インドのビジネスリーダーは経済情勢や自身が統括する組織の成長にきわめてポジティブな見通しを維持しています。
オーストララシア オーストララシアの信頼感は上昇。第3四半期のオーストララシアにおけるYPO Global Pulse信頼感指数は58.3 ポイントから2.3ポイント上昇し、60.6ポイントとなり、2015年7月以来の最高水準を記録しました。
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