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「日本では産業部門で多くのCO2を排出しており、およそ4割ほどを占めています。一方で、家庭や住宅を含む民生部門のこのCO2排出というのも、私たちの暮らしにかなり直結する部分ですよね。」
とコメント。
民生部門での割合も約1/3と大きな割合を占めており、住宅分野でも太陽光発電設備の導入など「ゼロエネルギー住宅」のような取り組みを推進していくことが求められていると語った。
野村氏は各家庭や企業がそれぞれCO2削減を行っていくことが重要だと話しながらも、
「我々が提供させて頂いている商品であったりサービス、こういったもので生活者の皆様がCO2を削減していく、削減貢献量っていう言い方をしてるんですけれども、こういったところをしっかりと我々としても広めていくことで、一企業だけじゃなくて日本全体、さらにはグローバルでこのCO2削減を取り組んでいかないといけないかなと考えています。」
と語り、太陽光発電の仕組みを備えた住宅で、使用する電気を再生可能エネルギーに変えることで、CO2削減ができる商品・サービスを届けていきたいと語った。
HEMSとは、エネルギーを見える化するだけでなく、家電や電気設備を最適に制御するための管理システム。
エコキュートや蓄電池などのエネルギー機器から、エアコンや照明などの家電・電気設備まで、家庭の様々な機器と連携して「エネルギーマネジメント」や「快適で安心な生活」をサポートしてくれる機器だ。
パナソニックのAiSEG3は家庭内の電力需要を見える化し、家庭内の電力需要や翌日の発電量などをAIが学習。
太陽光発電に対する活用効率を強化し、自宅で発電した電力を使った割合「再エネ活用率」を76%にまで高めているほか、EV(電気自動車)を大容量蓄電池として活用し「EV車から電力供給」させたり、AiSEG3に繋がる機器への一括操作シーン数を8から48シーンへ拡大したほか、本体のデザイン性の強化・直感的な操作が可能になるUIの採用、他社製品のエコキュート機器への対応も可能となるなど、大幅なアップデートを行った製品。
これまでのAiSEGシリーズ製品を販売・活用してきた約24万件の蓄積データを元に、再生可能エネルギーの活用を促していく。
東京都では2025年4月から、新築住宅などへの太陽光パネル設置義務化の条例が施工される。
AiSEG3は発売後、こういった太陽光パネルが設置される新築物件への導入も積極的に進めていくと述べ、2030年に「勝手に家が最適化されるくらし」の提供を目指すと説明した。
AiSEG3が叶える環境貢献と社会課題解決に話が及ぶと、
「持続可能な社会、サステナブルな社会を我々は目指してるわけですけれども、快適でなければ持続可能な社会の実現には意味がないということになります。そういった意味でも、この仕組み・技術を使って、良い生活ができるようになること、そしてさらなる技術の進化を期待しています。」
と秋元教授は語った。
野村氏は、
「まず我々はしっかりと家一軒の中でCO2削減に取り組んでいく。AiSEG3で生活者に不便がなく、快適と省エネを両立するような暮らしを実現していきたいと思います。」
と展望を述べた。
AIの力で家庭の電力消費量を賢くサポートし、エネルギーを見える化してくれる「HEMS」。パナソニックのAiSEGシリーズの新製品であり、知能を手に入れた家を実現することを目指すAiSEG3は、2025年3月24日に発売予定となっている。
AiSEG3について詳しく知りたい方は、製品ページを参照して欲しい。
●AiSEG3(アイセグスリー)
発売日:2025年3月24日予定
タイプ:7型モニター付きタイプ2種、ゲートウェイ型1種
希望小売価格:
・7型モニター付きタイプ 92,200円〜(税抜、工事費別)
・ゲートウェイタイプ 62,400円(税抜、工事費別)
製品ページ:https://www2.panasonic.biz/jp/densetsu/aiseg3/