ホームセンターや雑貨店を展開するハンズは、販売員による情報発信を支援するサービスを導入しました。販売員と顧客の接点を創出することで、来店促進を図る考えです。サービスを提供するバニッシュ・スタンダードが2024年3月5日、発表しました。

ハンズは2022年10月にコーポレートロゴを刷新。「手でソウゾウしよう。手でワクワクしよう。」というブランドメッセージを新たに掲げ、幅広い品揃えとスタッフの接客力を強みに打ち出しています。そんな同社には、「コンスタ」と呼ぶ商品知識に優れたスタッフが在籍。専門性を活かして来店者に新たな気づきや出会いを提供する接客にも注力しています。

同社ではこうした取り組みを強化する一環で、販売員による情報発信を支援するサービスを新たに導入しました。サービス名は「STAFF START」。バニッシュ・スタンダードが提供するサービスで、店舗スタッフが撮影した写真や動画をECサイトやSNSに投稿することができます。

図1:STAFF STARTを使えば店舗スタッフの新たな働き方を創出できる(出典:バニッシュ・スタンダード)

ハンズでは、STAFF STARTを利用する販売スタッフの3人に1人が、自身を指名購入する顧客を持っています。実際にSTAFF STARTのコンテンツを見た人が「このスタッフから接客を受けたい」とリアル店舗に指名来店するケースも少なくないといいます。

ハンズ 顧客マーケティング部の前田卓志氏は、STAFF STARTを導入した狙いについて、次のようにコメントしています。「オンライン上でもリアル店舗のような楽しさや、スタッフの接客による商品との偶然の出会いを提供していくため、STAFF STARTも活用して、スタッフの発信を増やしていきたいと考えています。お客様にハンズスタッフの豊富な商品知識や偏愛・おすすめなどのリアルな声を知っていただける機会を増やし、スタッフのファンになっていただくことで来店促進となる相乗効果を期待しています」。

ハンズは今後、STAFF STARTを通じてオンライン上でもハンズスタッフのファンを増やしていく考えです。STAFF STARTを用いることで、顧客とのコミュニケーション強化も図ります。

関連リンク
株式会社バニッシュ・スタンダード
STAFF START


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情報提供元: DXマガジン_テクノロジー
記事名:「 ハンズが販売員による情報発信を支援するサービス導入、顧客との接点強化で来店促進を加速