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インドからのトラックドライバーが日本の物流業界で新たな救世主として注目を浴びています。株式会社NAVISが実施する日本語研修プログラムは、優秀な人材をインドから日本へ導入するための重要な取り組みです。2024年6月18日、NAVISはインドのオリッサ州政府と提携し、アショック・レイランドが運営するHMVトラックドライバー教習所との連携を強化しました。この提携により、約200名の卒業生の中から選ばれた17名の研修生が、2024年8月に日本語研修を開始しました。
参加している研修生たちは5ヶ月間のプログラムを通じて、日本の文化や言語を学びN4レベルの日本語を習得しました。特に、研修生たちは日本語試験JFT-Basicで驚異の満点合格を果たしたことが報告されており、彼らの意欲の高さは今後の日本での生活への期待を持たせています。
インド人ドライバーの強みも成功要因の一つです。彼らは日本と同じ右ハンドルで運転しており、交通ルールへの適応がスムーズです。また、飲酒経験者が少ないため、職務に対して高い責任感を持っています。さらに、多言語を話す背景から、日本語習得も容易です。
NAVISは、インド人ドライバーが日本でスムーズに働けるように全面的なサポートを行っています。受入施設向け研修や入国後の生活適応支援、日本語フォローアップを実施し、研修生たちは日本の物流業界で生き生きと働く人材へと成長しています。インドは14億人の人口を持ち、平均年齢は28歳と非常に若い労働力が魅力です。NAVISとの提携で、毎年オリッサ州から12,000人以上のドライバーが供給される見込みで、日本の物流業界には新しい風が吹き込まれることでしょう。
レポート/DXマガジン編集部香田