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ALL DIFFERENTは、2024年3月28日から4月30日にかけて、新入社員4,761人を対象に「新入社員意識調査」を実施し、その結果を公表しました。この調査では、情報通信業の新入社員の成長意欲やキャリア志向に焦点を当て、その傾向を分析しました。
まず、情報通信業の新入社員は「安定した生活を送りたい」と答えた割合が68.8%、「自分を成長させたい」と答えた割合が61.4%で、いずれも他業種より高い結果となりました(図1)。
また、今後どのような仕事をしていきたいかについては、「自身の成長につながる仕事」が52.5%と、他業種よりも7.7ポイント高く、成長意欲の高さがうかがえます(図2)。
成長のために必要なものについて尋ねると、「仕事を通じた成功体験」が65.8%、「上司や先輩からの事後のフィードバック」が58.7%、「仕事を通じた失敗体験」が58.0%と、フィードバックの重要性が特に強調されました(図3)。
理想の上司像としては「間違いを指摘して正してくれる」が58.6%、「仕事やキャリアの悩みを相談できる」が46.9%といった結果になり、成長のために上司や先輩の存在が大きな影響を与えていることが示されました(図4)。
将来のキャリア志向については、「専門性を極め、プロフェッショナルとしての道を進みたい」が32.4%でトップとなり、「組織を率いるリーダー」が24.4%と続きました(図5)。
また、「できれば今の会社で働き続けたい」と回答した割合は52.4%で、他業種より低く、転職意向が17.0%と他業種よりも高い結果となりました(図6)。
この調査結果を踏まえ、情報通信業の新入社員は成長意欲が高く、成長のためにフィードバックや相談できる上司を求めていることが分かります。また、将来のキャリアとして専門性を重視する傾向が強い一方、現在の会社で長く働き続ける意向は他業種に比べて低いことが示されています。
これらの傾向を受け、企業が取るべき対策としては、成長意欲に応えられるような業務アサインを意図的に行い、適切なフィードバックを提供することが挙げられます。また、働き続けたいと思えるような職場環境を整え、良好な人間関係を築ける風土を醸成することが重要です。これにより、新入社員の成長を促進し、長期的な勤務意欲を高めることが期待されます。
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