再配達のないマンションへ。スマート置き配が東海で広がる
ライナフの「スマート置き配」が東海エリアで導入1,000棟を突破しました。オートロック付きマンションでもデジタルキーで安全に置き配を可能にし、全国では17,000棟以上の導入実績を持ちます。再配達削減や管理業務の効率化といった効果が期待されています。
スマートロックで解く、集合住宅の「受け取り」問題
ライナフが提供する「スマート置き配」は、スマートロック「NinjaEntrance」を使ってオートロック付きマンションの共用エントランスをデジタル化し、配達員に一時的な入館権限を付与する仕組みです。これにより、居住者が不在でも指定の場所へ安全に置き配ができ、解錠履歴がすべて記録されるためセキュリティ面でも安心して利用できます。導入はマンション管理会社・オーナー・管理組合の費用負担なく開始できる点も特徴です。
東海エリアでの1,000棟突破は、地域特性に適合した受け皿の広がりを示しています。東海では愛知・岐阜静岡を中心に導入が進んでおり、全国では17,000棟超の導入実績があります。配達の再配達率が直近で約8.4%と高止まりする中、非対面で確実に荷物を受け取れる仕組みは、配送事業者の業務負担軽減や配達ルートの最適化、さらに走行距離削減によるCO2削減にも寄与すると期待されています。
一方で現場運用には合意形成や運用ルールの整備が欠かせません。住民への説明と同意、配達事業者との連携、ログ管理や個人情報の取り扱いなど運用面の設計が導入成功の鍵になります。ライナフの東海での到達は、実装の手順が受け入れられ始めたことを示す節目であり、今後はエリア横展開と運用標準化が導入拡大のポイントになるでしょう。
詳しくは「株式会社ライナフ」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部