140年以上の歴史を祝う「埼玉県民の日」 県庁公開と鉄道フリーパスで巡る1日
明治4年の廃藩置県に由来する埼玉県の「県民の日」が、令和7年11月14日(金)に開催されます。県庁オープンデーや6社共同の記念フリー乗車券、約60か所の協賛行事など、多彩な企画で地域の魅力を発信します。家族で効率よく回るヒントも満載です。
県庁オープンデーと周遊企画の注目ポイント
埼玉県の「県民の日」は、廃藩置県が行われた旧暦の11月14日に由来し、昭和46年に記念日として制定されました。令和7年の当日は11月14日(金)に多彩な催しが用意され、県民が県政や地域の魅力を直に感じられる機会となります。県庁オープンデーは県庁敷地内で10:00〜16:00に開催され、来場は公共交通機関の利用が呼びかけられています(駐車場なし)。
県庁オープンデーでは、各課の事業PRブースやステージプログラムが展開され、埼玉応援団の任命式などの目玉企画が予定されています。地元出身のダンサーであるSAMさん(TRFのダンサー)を新メンバーに迎える任命式のほか、ねんりんピック彩の国さいたま2026を盛り上げるステージや、SAMさんと一緒に踊る大会オリジナルダンスといった参加型イベントが行われます。来場者はステージを楽しむだけでなく、行政の取り組みを知る機会も得られます。
デジタル体験の面では、eスポーツ体験会や埼玉バーチャル観光大使「春日部つくし」さんとの交流、そしてメタバース空間「バーチャル埼玉」の体験などが予定され、リアルとバーチャルをつなぐ展示が充しています。加えて、埼玉県警察音楽隊のオープニングステージ、県産農産物の販売、県産品を使ったグルメブース、スポーツ体験、働く車両の展示など老若男女が楽しめる企画が並びます。
周遊面では、県内6鉄道会社が協力して乗り降り自由の記念フリー乗車券を販売します。乗車券は11月14日〜16日のうち任意の1日に限り有効で、複数の施設やイベントを効率よく巡る手段として便利です。さらに約60か所の施設が協賛行事として無料入園・入館、割引、特別公開などのサービスを実施します。協賛の一例として、埼玉県こども動物自然公園と埼玉県立自然の博物館は入園・入館料が無料、むさしの村は入園+フリーパス割引、ムーミンバレーパークは高校生以下の1デーパスが無料で先着に特典があるなど、多様な特典が提供されます。
式典も実施され、11月14日10:00〜12:00に埼玉会館大ホールで「県民の日」記念式典が行われます。小・中学生60名の作文コンクール表彰に加えて、地方自治や保健衛生、地域コミュニティ活動などで功績のあった139名・5団体への知事表彰、さらにシラコバト賞として147名・40団体の表彰が予定されており、地域貢献を顕彰する場となります。
詳しくは「埼玉県」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權