店頭レジを「環境メディア」に ローソンと横浜市が仕掛けるプラ削減の店頭アクション
横浜市とローソンが9月24日〜10月23日、横浜市内のローソン390店舗のレジ画面で使い捨てプラスチック削減を呼びかけます。ローソンは2017年比で2025年に15%、2030年に30%削減を掲げ、店頭表示で消費者の行動変容を促す新たな実験に乗り出しました。
店頭レジ画面で「気づき」を促す試み
横浜市と株式会社ローソンは、「GO GREEN プラチャレンジ at ローソン」を9月24日から10月23日まで実施します。横浜市内のローソン390店舗のレジ画面に、プラスチック製カトラリーやレジ袋といった使い捨てプラスチック(ワンウェイプラスチック)の削減を呼びかける広告を掲出します。店頭で受け取る瞬間に表示を出すことで、利用者がプラスチック使用を改めて考えるきっかけをつくる狙いです。
ローソンはプラスチック削減を重要課題と位置づけ、2017年対比で2025年に15%、2030年に30%削減を目標にしています。これまでに弁当やパスタの容器の紙化、包材の薄肉化、オリジナル飲料のペットボトルを100%リサイクル素材に変更するなど複数の施策を進めてきました。本施策は、こうした企業内の取り組みと自治体スローガン「YOKOHAMA GO GREEN」を接点でつなぐ試みです。
掲出広告は、レジでプラスチックを受け取るタイミングに合わせて表示されるため、日常の消費行動に直接働きかけます。横浜市とローソンは、広告掲出によって市民の「環境にやさしい行動」の実践につなげたいとしています。期間中は390店舗という広域を対象に行うため、短期間での認知向上や行動喚起の効果が注目されます。
詳しくは「株式会社ローソン」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權