文科省も注目!AI辞書×AI翻訳が拓く“教育ボーダレス時代”
スタディポケット株式会社は、学校向け生成AIサービス「スタディポケット」に新機能「AI辞書」「AI翻訳」のベータ版を追加し、9月1日から提供を開始しました。追加費用なしで利用可能とし、教育現場でのAI活用を一層促進します。同時に研究開発組織「教育AIイノベーションラボ」を設立し、今後1年で10〜20の新サービス創出を目指します。
生徒の“学びやすさ”を支援するAI機能
新機能「AI辞書」は、日本語・英語の定義だけでなく、わかりやすい「やさしい日本語」での解説や黒板風の図解生成に対応。読み取りが苦手な児童生徒や、日本語指導が必要な子どもにも使いやすい設計です。
「AI翻訳」は20言語+「やさしい日本語」に対応。翻訳結果の読み上げ機能に加え、文法解析や単語レベルを表示する「学習者モード」を搭載しました。英語学習ではCEFR、日本語学習ではJLPT基準で難易度を示すなど、学習効果を高める仕組みを備えています。
スタディポケットはこれまで、教育現場向けにセキュアな生成AI環境を提供してきました。今回のAIラボ設立について、代表の鶴田浩之氏は「AIを特別なツールではなく、日常の学びに自然に溶け込む存在にしたい」と語っています。
同社は今後、汎用的な機能だけでなく、ニーズは小さくとも教育現場にとって重要な課題解決につながるサービスの開発も進める計画です。
生成AIが急速に普及する中、学校教育での使い方は「導入ありき」から「学びにどう根づかせるか」へと進化しています。AI辞書やAI翻訳の導入は、生徒一人ひとりの学びを支え、教師の指導も効率化する一歩となりそうです。
詳しくはスタディポケット公式サイトまで。
レポート/DXマガジン編集部