2025年度から、日本航空株式会社および全日本空輸株式会社に国産の持続可能な航空燃料（SAF）が供給されることが発表されました。これは、航空業界において初めて実現する国産SAFサプライチェーンの構築を意味し、脱炭素化を推進する重要な一歩です。





国産のSAFは、廃食用油を原料として生産され、年間約3万キロリットルの供給を目指しています。この取り組みは、日本国内の環境負荷軽減に寄与し、国際的な持続可能性認証も取得しているため、信頼性の高い航空燃料として位置づけられています。さらに、ICAOが掲げる2095年までのCO2排出量実質ゼロを目指す目標に対しても、SAFの普及は大きなカギを握るとされています。





SAFサプライチェーンのイメージ




コスモエネルギーグループの取り組みは、航空業界全体における脱炭素化の促進だけでなく、廃棄物の有効活用という観点からも新たなビジネスモデルを創出する可能性を秘めています。サステナブルな航空燃料の導入が進むことで、国内エネルギーの自給率向上にも寄与することが期待されています。これらの取り組みを通じて、持続可能な航空業界への転換が加速することが待たれます。詳しくは「コスモエネルギーホールディングス株式会社」の公式ページまで。





レポート／DXマガジン編集部香田


情報提供元： DXマガジン_テクノロジー
記事名：「 廃食油からの逆襲！国産SAFが航空業界の流れを変える 」