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FutureSync株式会社が開発した日本初のリアルタイムAPIを活用した「救急搬送相談システム」。AIの音声対話技術によって、高齢者や遠隔地に住む方々が素早く適切な医療相談を行える仕組みが整いました。
FutureSync株式会社(本社:愛知県、代表取締役社長:渡邉栄彦)は、このたび日本初となるリアルタイムAPIを活用した「救急搬送相談システム」の開発を完了しました。このシステムは、AIを用いてユーザーの音声をリアルタイムで受けとり、質問と回答を繰り返す対話型の仕組みです。従来の音声アシスタントとは異なり、音声入力からテキスト変換、応答生成、音声合成を経ることなく、ほぼ遅延なしに会話が成立します。
この新システムは、特に搬送要否を悩む高齢者や離島・遠隔地の患者にとって心強いツールです。利用者は、緊急の症状や状況をストレスなく伝え、迅速な相談が可能となります。また、日本搬送学会と協力し、緊急度に応じた対応ルールを組み込むことで、信頼性の高い医療支援が期待できます。
今後、学会ガイドライン策定とともに、全国展開に向けた実証実験が進む予定であり、医療DXの推進に寄与することが見込まれています。この取り組みにより、高齢者が気軽に相談でき、緊急度の高い患者を適切に搬送する体制が整えられることを目指しています。
FutureSync株式会社の新たな試みは、医療界におけるAI技術の大きな進展を示しています。今後の展開に注目が集まる中、この「救急搬送相談システム」は、日本の医療環境を根本から変革する可能性を秘めています。
詳しくは「FutureSync株式会社」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部糸井