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「最近の若者は出世したがらない」と聞いたことはありませんか?
世の中が大きく変化する中、実際はどうでしょうか?正社員として働く20~40代の男女300名に、2025年1月6日から1月13日にかけて実施したアンケート調査から、出世意欲とプライベート優先の傾向を深掘りします。
株式会社セルバの実施した調査によると、社会人300人のうち約71%が「出世したくない」または「どちらでもよい」と回答しました。この結果は、最近の働き方や価値観の変化を反映していると考えられます。特に注目すべきは、出世したいと回答したのは全体の29%に過ぎず、出世に対する関心の低下が顕著であることです。また、40代男性の主任からは、「上司の働く姿を見ていると、サービス残業が増える可能性があり、家庭をないがしろにしたくない」という意見も聞かれました。このように、出世に対する反応は世代間の違いも見受けられます。例えば、20代においては40%が出世したいと回答している一方で、30代の出世意欲は30%、40代に至っては24%と減少していく傾向にあります。さらに、仕事とプライベートのバランスを考える時、30代はプライベートを優先する傾向が強いことも明らかになっています。このような結果から、働き方改革やライフスタイルの変化が影響を与えていることがうかがえます。
この調査から、出世意欲の低下は働きかた改革やライフスタイルの変化が背景にあると言え、今後の人事制度や企業文化にも影響を与える可能性があります。
また20代の若い世代よりも30代・40代の方が出世意欲が低下していることも特徴的です。
ますます社会全体が不透明になっていく中、会社や組織の中で本当に必要な「リーダーシップ」について、改めて見直されるべきではないでしょうか。詳しくは「株式会社セルバ」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部糸井