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最新のAI技術を業務に取り入れることがますます一般的になってきていますが、その中でも特に注目を集めているのがChatGPTです。NSSスマートコンサルティング株式会社が実施した調査では、なんと約9割の社員がChatGPTの出力情報を信用していることがわかりました。この調査は、AIが業務の効率化やイノベーションを支援する中で、どのように活用されているのか、その実態を明らかにすることを目的としています。
調査によると、ChatGPTは主に文章作成や要約、校正、さらには情報検索やデータ分析といった多岐にわたる業務で活用されており、特に文章関連の業務での利用が目立ちます。業務での活用頻度については、週に3~4日程度利用するという回答が最も多く、約8割の回答者が日常的にChatGPTを活用している状況が伺えます。
このように多くの社員がChatGPTを活用する理由として、作業スピードの向上が挙げられています。調査結果によると、56%の回答者が業務の速さが向上したと実感しており、40%以上がアイデアの質や新しい視点の発見を感じているという結果も出ました。しかし、楽観的な評価だけではなく、情報の正確性やセキュリティへの懸念も同様に表明されており、37.1%の社員が情報の正確性に不安を感じているとのことです。
ChatGPTの出力情報に対する信頼性の評価については、「とても信用している」と「ある程度信用している」との合算で約9割に達しましたが、情報の誤りや専門性に欠ける点が指摘されており、注意が必要です。この状況からも明らかなように、AIの活用状況は一面的な評価ではなく、利点とリスクを両方考慮する必要があります。今後、セキュリティ強化や情報正確性の向上が求められ、これらが実現されることで、AIツールの業務利用がさらに進むことが期待されます。AIの利用は便利ですが、最後は自身の確認と判断が求められていることを忘れずに、慎重に活用していく姿勢が求められるでしょう。詳しくは「NSSスマートコンサルティング株式会社」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 熊谷