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リコーは2024年12月11日より、PCやスマートフォンを利用してデジタルサイネージを視聴できる「バーチャルサイネージサービス」の提供を開始します。この新サービスは、クラウド型サイネージ配信サービス「RICOH Digital Signage」の一環として、ハイブリッドワーク環境における社内情報共有の課題解決を目指しています。
ハイブリッドワークが広がる中、オフィスでのデジタルサイネージを利用した情報共有は一般的になりましたが、在宅勤務や外出中の社員には情報が届きにくいという課題がありました。この課題に対応するために開発されたバーチャルサイネージサービスは、社員がPCやスマートフォンを使って、場所を問わず社内情報を視聴できる環境を提供します。バーチャルサイネージ用のURLは、社内ポータルサイトやイントラネットに埋め込むだけで配信可能で、従来のデジタルサイネージと同じ管理画面を利用して簡単に設定・運用することができます。
このサービスの特徴の一つは、視聴者が個々の興味に応じてコンテンツを選択できる点です。コンテンツごとに詳細ページへのリンクを設定できるため、イベントへの参加登録やアンケート回答といった具体的な行動を促すことも可能です。また、管理者にとっても、既存のデジタルサイネージの配信内容をそのまま活用でき、配信作業の負担を大幅に軽減します。さらに、視聴ログの収集や、セキュリティ設定によるアクセス制限も可能となり、効率的かつ安全な運用が実現します。
リコーは、このサービスを通じて「RICOH Smart Huddle」のコンセプトに基づく柔軟な働き方を支援し、社員間の情報平準化を推進します。同社は、働く場所に縛られない情報共有を実現することで、より快適なハイブリッドワーク環境の構築を目指しています。今後もデジタル技術を活用し、企業の情報共有に新たな価値を提供していく方針です。詳しくは「リコー」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部折川