1.通行人や鳥などが気になる

窓の外には人間や他の犬、鳥や虫などの生き物から車やバスといった乗り物まで、さまざまなものが見えていると思います。

愛犬にとって興味を惹かれるものが窓の外を通ると、気になってジーっと窓の外を眺めることがあります。

また、犬は人間よりも聴覚野や嗅覚が優れているため、わたしたちにはわからない音やニオイを感じ取っているのです。

窓の外を眺めているときに、耳や鼻が動いていたり、首をかしげるような仕草をしたりすることがあるので観察してみてください。

ただし、警戒心の強い犬であれば家の中に侵入者が入ってこないかを見張っている場合もあります。

窓の外を通る人や他の犬に対して吠える姿勢を取るようであれば、外敵を遠ざけようとしているのかもしれません。

通行人に対して吠える行為を続けてしまうと、「吠えたことで敵がいなくなった」と成功体験として学習してしまうこともあるようです。

間違った成功体験を積み重ねることで、窓から動くものを見かけるたびに吠えるようになってしまうので注意しましょう。

2.温かくて気持ちいい

天気のいい日は、窓から差し込む日差しが気持ちいいですよね。

犬も温かい場所でひなたぼっこを楽しんでいるのかもしれません。窓辺でウトウトするような様子が見られたときは、そっと見守るようにしましょう。

暑い時期や日が落ちてくると窓辺の気温は変わるので、寝床を置く場合は注意するようにしてください。

特に老犬は立ち上がるのが辛いと、同じ場所に居続けてしまうことがあります。夏場は熱中症の危険もあるので、愛犬の年齢や体の状態に合わせて対応してあげるようにしましょうね。

3.退屈している

お留守番中など、家の中にいることに飽きてきているときに窓の外を眺めることがあります。

窓から見える人や車などを眺めることで、退屈な気分を紛らわせようとしているのかもしれません。

犬にとって窓の外を眺めることは、私たちでいう「テレビを見ている」感覚に近いのではないでしょうか。

暇を持て余してしまい、ぼんやりと外を眺めているのかもしれませんね。

4.家族の帰りを待っている

日中仕事で家族がいない場合「早く帰ってこないかな」と、家族の帰りを待っているのかもしれません。

窓の外から人の姿や足音を聞くたびに、飼い主かどうかを確認しているのではないでしょうか。犬は耳が良いので、数十メートル離れた場所から飼い主の足音を聞き分ける子もいるようです。

自転車を止める音や車のエンジン音を覚えている子もいるようで、飼い主でも気づかないような音に反応し、勢いよく玄関までお迎えに行く子も少なくありません。

飼い主の帰りを心待ちにしている愛犬の姿を思うと、とても幸せな気持ちになりますね。

5.散歩に行きたい

犬は散歩で日に2回ほど外に出ていると思います。散歩の好きな犬は、外を歩くのが楽しみで窓の外を眺めているのかもしれません。

「早く散歩に行きたいなぁ」と思っているときもあれば、散歩の時間が近づいてきて「そろそろ時間だな」とソワソワしているときもあるようです。

犬は体内時計が正確なので、散歩の時間を覚えている子が多いです。朝の散歩の時間に、寝ている飼い主を起こしに来るのはそのためです。

散歩の時間まで窓の外を眺めて、ワクワクしながら待っているのかもしれませんね。

6.ぼーっとしている

特に意味もなくぼーっとしてしまうことってありますよね。実は犬もぼーっとしてしまうことがあるようです。

何となく窓の外を眺めながらぼーっとしているのかもしれません。散歩の後で疲れているときや、ご飯の後で少し眠くなってきたときなど、人間と同じようにぼーっとしてしまう時間があります。

加齢に伴いぼーっとする時間は少しずつ延びてくるので、極端に元気がないといった様子でなければそっと見守るようにしましょう。

まとめ

犬が窓の外を眺めているときは、さまざまなことを考えているようです。基本的には見守るようにしてあげましょう。

しかし、窓の外を見て興奮してしまい、吠えるようであれば対策をとる必要があります。警戒して吠えてしまったり、好奇心が強すぎて吠え続けているようであれば窓に目隠しシートを貼って見えないようにすることができます。

曇りガラスのようなデザインのシートも販売されているので、日差しを遮ることなく目隠しをすることができるのでおすすめです。

吠え癖は放置しておくと飼い主のストレスになるだけでなくご近所トラブルにも発展しかねません。

愛犬自身のストレスにも繋がるので、余計な刺激を与えないように対応してあげましょうね。


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情報提供元: わんちゃんホンポ
記事名:「 犬が窓の外を眺めているときの心理6選 どんなことを考えているの?飼い主ができる適切な対応とは