犬からの見逃してはいけない『SOSサイン』4選 放置すると状況が悪化する危険な行動とは?
1.特定の部位を頻繁に掻く・噛む・舐める
犬が特定の部位を頻繁に掻く、噛む、舐めると言った行動をすることがあります。その原因としては、次のようなことが考えられます。
- かゆみがある
- 痛みがある
- しびれを感じている
この中でもっとも多いのが「かゆみ」で、皮膚炎やアレルギー反応が疑われます。かゆみのほかに、皮膚に発疹がある、赤くなっているなどの症状が現われる場合が多いでしょう。原因としては、アトピー性皮膚炎、アレルギー性皮膚炎などが考えられます。
また足を頻繁に噛んだり、舐めたりしているときは、骨折やうち身、ねんざ、足にトゲが刺さったなどで痛みを感じている可能性があります。異常がないか確認してあげてください。そのほか神経の異常、脊髄の損傷などでしびれが出ている場合にも足を気にする行動が見られます。
2.壁に頭を押し付ける行動
犬が壁に頭を押し付ける行動を「ヘッドプレス」と言います。ヘッドプレスとは、壁などに長時間頭を押しつけたまま動かなくなる状態で、脳や神経系になんらかの異常が生じている可能性があります。
また強い頭痛を感じているのを和らげるために、頭を押し付けているとも言われています。
いずれにしても以下のような重篤な病気が隠れている可能性が高いと言えるでしょう。
- 前脳疾患
- 脳腫瘍
- 脳卒中
- 門脈体循環シャント
- 代謝性疾患
- 狂犬病、寄生虫、ウイルスなどの神経系への感染
犬が壁に頭を押しつけた状態で固まっているときは、体内でなんらかの異常が起きているサインと考えてください。放置すると取り返しのつかないことにもなりかねません。ヘッドプレスが見られたら早急に動物病院を受診しましょう。
3.頻繁に水を飲んでトイレに行く
犬が頻繁に水を飲むようになり、トイレの回数が増えている場合は「多飲多尿」という状態になっている可能性があります。
犬の多飲多尿では、以下の病気が疑われます。
- 腎臓病
- 糖尿病
- 子宮蓄膿症
- 副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)
多飲多尿の原因となる病気には、重篤なもの、放置すると命に関わるものも多く、腎臓病や糖尿病では初期症状として見られることが多いです。
愛犬に多飲多尿の症状が見られた場合には、早めに獣医に相談し、検査を受ける必要があります。早期に適切な治療をおこなうことで、病気の進行を抑えることができます。
4.ガタガタと震えている
犬がガタガタと震えているときは、ストレスや不安、恐怖を感じている可能性が高いです。たとえば過去に、大きな犬に吠えられて非常に怖い思いをしたなどの経験がある場合は、大きな犬を見ただけでもガタガタと震えだすことがあります。
また不安や恐怖などの気持ちを切り替えたいときにも、自ら身体を震わせる場合があります。
震えの症状が一時的で元気があれば心配は不要ですが、長時間つづく、くり返し震えが起きるといった場合は注意が必要です。なんらかの病気が隠れている、痛みを感じている可能性があります。震えを引き起こす病気には、水頭症、てんかん、脳腫瘍などがあります。
まとめ
犬のSOSサインには、病気や痛みなどの健康状態の悪化を示す重要なサインが隠れていることがあります。しかも放置すると命に関わるケースも少なくありません。
飼い主さんが日頃から愛犬の様子を注意深く観察し、異変を早期にキャッチすることで、愛犬の健康を守ることができます。気になる様子が見られたら、些細な変化でも獣医師に相談することをおすすめします。
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