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動画を投稿したのは、グレート・ピレニーズ『グラ』ちゃんの飼い主であるママ。グラちゃんのお散歩中、とある人に突然話しかけられたといいます。
「それと同じ犬持ってかない?」
予想もしていなかった言葉に、思わず耳を疑ったというママさん。
言われるがままに犬舎に行ってみると、屋根もない囲いの中で、1匹のグレート・ピレニーズが佇んでいました。地面には転がって踏み潰したと思われる排泄物、コケの生えた寸胴鍋の水があるだけ。グレート・ピレニーズは吠えるわけでもなく、優し気な眼差しでママさんを見つめてきたといいます。
そしてその人は、「飼いきれなくなったからタダであげるよ」と言い放ったのでした。
グレート・ピレニーズは超大型犬であり、一般家庭では1頭飼うだけでも大変なこと。それでもママさんは、2年以上こんな扱いを受けながらも人への優しさを忘れない犬を放っておくことができなかったそう。
不安を抱えながらも連れて帰り、11時間の毛刈りと3回のシャンプーを済ませ、家族として迎え入れたといいます。毛はカチカチに固まって歩くこともままならず、大量のノミダニがいたとか。
ママさんは、耳の大きなこの犬を『ダンボ』と名付けました。ダンボは非常に優しい性格だったため、グラちゃんともすぐに打ち解けたといいます。またハッシュタグでは、何も知らずにダンボと対面することになったパパさんが、たった一言「グラよりデカいのか!」と驚いたことを報告しています。
人間によって尊厳を踏みにじられながらも、また別の人間との出会いで幸せを手に入れたダンボちゃん。犬の命を軽んじることへの憤りもつづったママさんとご家族であれば、これからもきっと幸せな暮らしが続くことでしょう。
この投稿には、「神様が見つけてくれて引き合わせてくれて良かった!」「素敵な家族に巡り会えて人の優しさを知れて本当に良かったです」「これからの犬生が幸せで楽しいものでありますように」など、多くのコメントが寄せられています。
実はママさんの家には、他にもたくさんの犬が一緒に暮らしているのだとか!Instagramアカウント「guradayo」にはその様子やダンボちゃんの近況がたくさん投稿されています。是非チェックしてみてくださいね!
写真・動画提供:Instagramアカウント「guradayo」さま
執筆:小泉 あめ
編集:わんちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。