犬が食べてしまうと危険な『虫』4選 口に入れる心理や事前にできる対策とは?
なぜ犬は虫を口で捕まえようとするの?
犬は虫を見つめると、まるで捕食者のようにじーっと見つめ捕獲しようと行動することがあります。その虫が危険な種類であれば、飼い主として非常に心配ですよね。
犬が虫を口で捕まえようとする理由は、虫が空中を飛び回っている様子に狩猟本能が刺激されていることや、興味本位で遊んでいるつもり、といった理由が挙げられます。
しかし、虫は危険な種類でなくとも衛生的に不安な点が多いので、普段から飼い主は食べないよう愛犬をしっかり見張りつつ、覚えさせている基本指示動作などで止めることが大事です。
犬が食べてしまうと危険な『虫』4選
犬が食べてしまうと危険な症状を招く虫がいるので注意が必要です。以下の虫は絶対に愛犬が近づいたり食べてしまわないよう、注意深く見張りましょう。
1.ヒアリ
ヒアリは「殺人アリ」と呼ばれることもあるほど、強い毒を持つアリです。外来種ですが日本での生息も確認されているので食べることはもちろん、触れるだけでも危険な虫だと覚えておきましょう。
ヒアリを食べてしまうと口内を刺されてしまい、痛みや痒み、蕁麻疹が起こるほか、最悪の場合にはアナフィラキシーショックを起こし死亡してしまう恐れもあります。
2.ムカデ
ムカデはセロトニンやヒスタミンという毒を保持している虫なので、犬が口に入れてしまうと歯が当たった箇所から毒を放出し、さまざまな症状を引き起こします。
激しい痛みを伴ったり意識障害を起こし、最悪の場合にはアナフィラキシーショックによって死亡してしまう事例もあるので気をつけましょう。
3.ハチ
ハチは自身が攻撃を加えられそうになると針で刺しにかかってくるため、全ての種類が危険です。ハチに刺されてしまうと炎症や痒み、痛みなどの症状を引き起こすと考えられます。
また、スズメバチなどの強力な毒を持つ個体に刺されてしまうと激しい痛みを伴ったり、最悪の場合にはアナフィラキシーショックで亡くなる危険性もあるので、絶対に近づかないようにしましょう。
4.ゴキブリ
ゴキブリは家の中にも潜んでいる可能性があるので油断は禁物です。ただし、ゴキブリ自体は犬の健康に害を与える存在ではなく、問題はゴキブリが摂取していたり保持している細菌にあります。
例えば、室内に毒餌を置いている場合は、ゴキブリがその成分を摂取している可能性が高く、毒を摂取したゴキブリを食べることで犬の体内にも毒成分が侵入してしまう恐れがあります。
ゴキブリを駆除する目的で作られた毒餌なので、犬の体にも当然有毒です。子犬や小型犬などは、少量を摂取するだけでも命の危険があるので気をつけてください。
犬が虫を食べないよう事前にできる対策
犬が虫を食べないように事前対策したい場合は、屋外と室内で対策方法が異なります。
- 室内では虫が湧かないよう清潔な状態を維持する
- 虫が生息している場所に近づかない
- 虫を目で追いかけていたら別のことに興味を持たせる
まず、室内では害虫が湧かないように日頃から清潔な状態を心がけてください。掃除を行うことはもちろん、段ボールなどの虫が湧きやすいものを室内に放置しないようにしましょう。
また、屋外では虫が生息している場所に近づかないよう心がけてください。
どうしても通らなければいけない道がある場合は、虫を目で追いかけてしまったときのために、「お座り」「待て」などの基本指示動作を覚えさせたり、別のことに興味を持たせるなどしてその場を乗り切りましょう。
まとめ
いかがでしたか。犬は空中を飛んだり地面を這っている虫に興味を示すことが多々あります。しかし、非常に危険な自体に陥る可能性もあるため、極力愛犬を虫に近づけないよう気をつけ、いざという時のためにも事前対策を講じましょう。
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