犬がクレートやケージから出てこない3つの理由とは?やってはいけないNG行為や正しい接し方を解説
犬がクレートやケージから出てこない理由
犬がクレートやケージに引きこもるように出てこないことがあります。
ポジティブなことが理由であれば良いのですが、理由が分からないときやネガティブなことが理由であるときは、飼い主として心配しますし、不安にもなりますよね。
そこで今回は、犬がクレートやケージから出てこない理由について解説します。愛犬が最近なかなか出てこない…という場合には是非確認しておきましょう。
1.お気に入りの場所だから
犬がクレートやケージから出てこないのは、お気に入りの場所だからです。
飼い主は(どうしてそんなところに…?)と思うかもしれませんが、犬にとっては快適なのです。薄暗い場所や狭い場所を好むのは、犬の習性でもあります。
そのため決まって、クレートやケージから出てこなくなるタイミングがあるのではないでしょうか。たとえば、お散歩の後、ごはんの後、お昼寝をするとき、お留守番をするときなどです。
クレートやケージの扉は常に開けっ放しにしたり取り外したりしておくなどして、犬が自由に出入りできるようにしてあるのではあれば問題ないでしょう。
2.安全な場所だと認識しているから
犬がクレートやケージから出てこないのは、安全な場所だと認識しているからです。
来客があるとき、雷が鳴っているとき、慣れない場所に連れて来られたときなど、犬が不安や緊張を感じているとき、クレートやケージから出てこないことがあります。
「安全な場所で過ごそう」「安全な場所で緊張を解そう」などと考えているのではないかと思います。
クレートやケージを安全な場所だと認識していることは、とても良いことです。安全に移動するためにも大切なことですし、災害時の避難生活にも役立つでしょう。
3.寒いから(体が冷えているから)
犬がクレートやケージから出てこないのは、寒いからです。夏場は、エアコンで冷えた室内に長くいることで、体が冷えてしまっている可能性も考えることができます。
クレートやケージがあるからこそ、中に入って体を温めることができたり、体温が下がってしまうことを防ぐことができたりします。
ない場合では、執拗に飼い主に抱っこされたがるなどすることがあるでしょう。
やってはいけないNG行為と正しい接し方
無理やり出そうとすること
犬がクレートやケージから出てこないとき、無理やり出そうとすることは、やってはいけないNG行為です。
健康状態や体調に問題がなく、食欲もあるのであれば、クレートやケージで過ごす時間が長くなっても問題ありません。
犬の平均睡眠時間は12時間ほどです。そのほとんどをクレートやケージで過ごす犬もいます。起きてくるまで放っておいてあげましょう。
クレートやケージを片付けること
犬がクレートやケージから出てこないからといって、クレートやケージを片付けることは、やってはいけないNG行為です。
犬にとってのお気に入りの場所や安全な場所を奪うことになります。
むしろ、より気に入ってもらえるように、より安全な場所になるように、より整えてあげるべき場所です。
クレートやケージで過ごすことが好きなのであれば、部屋の隅に置いてあげるとよいと思います。人が通る動線に置いてしまうと、落ち着けない可能性があるためです。
まとめ
犬がクレートやケージから出てこない理由を3つ解説しました。
- お気に入りの場所だから
- 安全な場所だと認識しているから
- 寒いから(体が冷えているから)
クレートやケージから出てこず、ごはんも食べず、お水も飲まない。こんなときは動物病院へ行きましょう。
健康状態に問題がなく、安心した様子で過ごしているのであれば、クレートやケージから出てこない時間が長くなってしまう日があっても良いのではないでしょうか。
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