犬に『恐怖心を与えてしまうもの』4つ それぞれの理由や改善方法を徹底解説
犬に恐怖心を与えてしまうもの
個体差が激しいものもありますが、犬に恐怖心を与えてしまいやすいものがあります。
恐怖心から体の震えが止まらなくなってしまう犬もいますし、パニックを起こしてしまう犬もいます。
あなたの愛犬は、どんなものに恐怖を感じるでしょうか。昨日まで平気だったものが、今日いきなり恐怖心を感じるようになってしまうものもあるかもしれません。
1.雷
犬に恐怖心を与えてしまうもののひとつに、雷があります。
「ピカッ!」と強く光ること。ゴロゴロと重低音を轟かせること。「ドーンッ!」と激しい音を立てて落ち、そのときの地響き。犬にとって雷には、思わず恐怖心を感じてしまう様々な要素が含まれているのです。
我が家の愛犬も雷をひどく怖がりますが、正直、雷への恐怖心を完全に取り除いてあげるための改善方法はない、と言っても過言ではありません。
- 部屋のドアを閉める(その部屋から出て行かないようにするため)
- 家中の窓を閉める(脱走を防止するため)
- カーテンやシャッターや雨戸を閉める(防音のため)
- おむつを着用する(恐怖心やパニックによるお漏らしを防止するため)
このような対策をすることをおすすめします。
声をかけ続けたり、構ったりすると、より恐怖心を煽ってしまう場合があります。どのように接すると愛犬が落ち着くことができるのかを見極めることも大切です。
2.グレーチング
犬に恐怖心を与えてしまうものには、グレーチングがあります。
ジャンプすれば余裕で飛び越えることができるだろうと思われるかもしれませんが、無理にジャンプさせるとケガの原因になったり、トラウマになったりすることがありますので注意しましょう。
グレーチングへの恐怖心を改善する方法は、抱っこして通ること、グレーチングのない場所を通ることなど、無理やりグレーチングの上を歩かせないことです。
3.インターホンのチャイムの音
犬に恐怖心を与えてしまうものには、インターホンのチャイムの音があります。
訪問者を知らせることが目的であるため、人間が確実に聞き取れるほど大きな音ですよね。犬にとっては驚かされるほどの大音量です。甲高い音でもあります。
恐怖心から激しく吠え続けてしまうことがあるのではないでしょうか。
改善方法は、飼い主が身構えないこと、叱らないことです。飼い主が身構えると犬により不安や恐怖を与えることがあります。
怖くて吠えているのに叱ると、「チャイムの音は怖いもの」という認識を強めることがあります。
怖いものではない、怖がる必要はない、ということを教えてあげなければなりません。愛犬が反応してしまっても、飼い主は反応せず、いつも変わらず接するとよいと思います。
4.すれ違う車やバイク
犬に恐怖心を与えてしまうものには、すれ違う車やバイクがあります。
お散歩中、横を通り過ぎる車やバイクに激しく吠えたり、飛びかかろうとしたりすることがあります。交通事故にも遭いかねない危険な行為ですよね。
犬にとっては巨大な物体がエンジン音を轟かせながら猛スピードで自分の横を走って行くわけです。人間だって恐怖を感じることがあるでしょう。
改善方法は、交通量の少ない時間帯にお散歩するようにし、少しずつ慣れてもらうことです。
リードは短く持ちましょう。車やバイクとすれ違うとき、立ち止まり、通り過ぎるのを待ってみましょう。「待て」と指示を出すのもよいと思います。
吠えたり飛びかかろうとしたりすることなく待つことができたら褒めてあげましょう。
まとめ
犬に恐怖心を与えてしまうものを4つ解説しました。
- 雷
- グレーチング
- インターホンのチャイムの音
- すれ違う車やバイク
愛犬に恐怖を与えてしまうものは避けて暮らせたら良いのですが、どれも暮らしの中に必ず登場するものばかりです。
驚かされたことや恐怖を与えられたことがきっかけになっていると思いますので、今以上に恐怖心を与えることがないよう、飼い主が落ち着いた態度で接することが大切だと思います。
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