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ゲームには六段階のレベルが設定されており、ルールは意外に複雑です。次のレベルに進むには、一定の時間内に青丸を黒四角の中に移動させなくてはならず、方向ボタンを押す回数は7回以下でなければいけません。レベルが上がるごとに難易度も高くなります。
オルロは週に2回約20分間ゲームをしており、研究室に来るのを楽しみにしている様子です。
ゲーム中は通常はトレーナーが主導して休憩を取るのですが、最近ではオルロがゲームに苦戦している時には、まるで自分自身をリセットするかのように短時間その場を立ち去るようになったそうです。
普段のオルロはゲームに集中し、レベルをクリアすると興奮を示すといいます。犬自身が問題解決をするという点で、このゲームはエンリッチメントとして優れていると考えられます。
オオルロがレベル6をクリアすることがこの研究のゴールとなっているそうですが、研究が終わって論文が発表されるのが楽しみですね。
ビデオゲームは犬のエンリッチメントになり得るか?というテーマで、犬がゲームをプレーする研究が進められているという話題をご紹介しました。
ちなみに、このゲームが最初に研究に使われた時の3頭のカリフォルニアアシカたちは、ゲームを始めてから18月後には全てのレベルをクリアしたそうです。
犬用のビデオゲームの普及は、意外と近い未来かもしれませんね。
《参考URL》
https://www.eckerd.edu/news/blog/dog-video-games/