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そうして痛みを耐えているとき、かなりの苦痛があると体が震えてしまうことがあります。
また、毒性のあるものを口にしたときに中毒を起こしたときや、てんかんなど脳神経系の疾患や低血糖を起こしたときなども震えや痙攣の症状が見られます。
震えているときに倒れてしまったり、意識がもうろうとしている様子だったりする場合は、病気が発症していることも考えられます。このような場合はすぐに動物病院に連絡し、獣医師の指示を仰ぎましょう。
また、痙攣発作のような症状が見られた場合は、収まるまで犬の体に触れずに様子を見てください。その際、動画を撮っておくと、獣医師に病状を説明するときに役立ちます。
寒さや疲労、病気・怪我など身体的なトラブルが原因となるだけでなく、精神的なトラブルが影響して震えることもあります。
特に、震えや緊張、強いストレスを感じたときに体が震えてしまうことがあるのです。このようなとき、自律神経のバランスが崩れてしまい、無意識に体が震えてしまいます。
花火や雷のような大きな音に怯えているときや、過去に怖い思いをした場所に連れて行かれたときなどに、震える犬は少なくありません。
一時的な緊張やストレスがかかることは仕方のないことですが、長時間極度の緊張にさらされていたり、長い間ストレスを抱えたままでいたりすると、犬の心身に大きな負担がかかります。
犬の生活環境を見直すとともに、コミュニケーションやスキンシップの時間をつくって、ストレスケアをしてあげてください。
犬の震えには、寒さや疲れが原因となる一時的なものから、精神面が影響するもの、病気が要因となっているものなど様々な種類があります。
犬の震えが気になったときは、犬の表情や体の動きをしっかりと観察するとともに、その場の状況を確認して、震えの原因を探ってみてください。
震えに限らず犬に起こるトラブルは、原因を知ることで対策を立てることができます。
ただし、呼びかけに応じない、倒れて痙攣しているなど、明らかに様子がおかしい場合はすぐに動物病院に連絡しましょう。