愛犬が『寝たふり』をする4つの理由 嘘寝するシチュエーションや判断する方法まで
犬が「寝たふり」をする理由
犬を飼い始めてしばらくすると気付くのが、犬は「寝たふり」をすること。ぐっすり眠っていると思いきや、あるきっかけで何事もなかったかのようにスタッと起き上がり、明らかに嘘寝をしていたことがバレバレなときも。
では、なぜ犬は「寝たふり」をするのでしょうか。
1.嫌なことが起こると察知したから
犬が寝たふりをするのは、嫌なことが起こると察知したからです。
- お散歩に連れて行かれる
- 動物病院に連れて行かれる
- 爪切りをされる
- ブラッシングをされる
- お風呂に入れられる
愛犬が苦手なお手入れをされるときなど、寝たふりをすることがあるのではないでしょうか。飼い主が起こそうとしても寝たふりを続ける犬もいますし、暴れて抵抗する犬もいます。
無理強いはせず、機嫌よく起きてくれれば良いのですが…。寝たふりが上手な犬もいてお困りの飼い主もいらっしゃることでしょう。
2.構われたくないから
犬が寝たふりをするのは、構われたくないからです。
『犬は人につく』という言葉があるほど飼い主が大好きな犬ですが、構われたくないからときもあります。お散歩やトリミングから帰宅して疲れているとき、ごはんを食べて満足しているときなど、犬にもひとりでくつろぎたい時間があるのです。
そんな時に無理に構うとストレスになってしまうことがあるため、見守りつつ、しばらく放っておく時間にしてもよいのではないでしょうか。
3.期待できることがないと分かっているから
犬が寝たふりをするのは、期待できることがないと分かっているからです。
名前を呼ばれれば、おいでと言われれば、(何か良いことがあるのではないか♪)と期待して駆け寄ります。お散歩やおやつを期待していることがよくあります。
しかし、どちらも期待することができないことが分かっていると、寝たふりをして応えないのです。(応えても無駄だから…)と思っているのかもしれませんね。
4.お留守番だと分かって拗ねているから
犬が寝たふりをするのは、お留守番だと分かって拗ねているからです。
お見送りをする愛犬の姿がないとき、飼い主は不安になりますよね。もう一度、愛犬の様子を見るためにリビングに戻る方もいらっしゃるのではないでしょうか。
寝たふりをすれば構ってもらえるかもしれない、という考えがあるのかもしれません。
注意したい犬の「寝たふり」
犬が拗ねていたり、ただひとりになりたいという理由で「寝たふり」をしているなら良いのですが、実は注意すべき「寝たふり」もあります。
それは、体調不良でグッタリしているときです。
一見寝たふりをしているかのように見えても、愛犬にもし以下のような様子も見られたら、すみやかに然るべき対応をすることをおすすめします。
体を丸めて震えている
犬が寝たふりをし、体を丸めて震えているときは、お腹に痛みがあるのでは、と疑うことができます。体を丸めることでお腹や内臓を守っているのでしょう。
食欲がない、嘔吐する、軟便や下痢をするなどの症状があるときは、早めに動物病院へ行きましょう。
うつ伏せで寝たふりをしている
犬がうつ伏せで寝たふりをしているのは、警戒心があるからです。
本当はゆっくり眠りたいと思っているのですが、警戒心からなかなか眠れずにいるのです。うつ伏せであるのは、サッと立ち上がることができるようにするためでしょう。
横向きでかるいパンティングをしている
犬が寝たふりをし、横向きでかるいパンティングをしているのは、少し暑さを感じているのでは、と考えることができます。
室内の温度や湿度が高いとき、犬も不快に感じ、なかなか寝つけないことがあります。熱中症になってしまうこともあるでしょう。
愛犬にとっての快適な環境づくりをするためには、冷房や除湿器を適度に使うことが大切です。
まとめ
犬が「寝たふり」をする理由を4つ解説しました。
- 嫌なことが起こると察知したから
- 構われたくないから
- 期待できることがないと分かっているから
- お留守番だと分かって拗ねているから
寝たふりが本当に寝たふりなのか、体調が悪くてぐったりしているのではないか、いずれなのか判断できずに心配になることがありますよね。
そんなとき、我が家では「おやつ」「お散歩」と小声で言ってみるようにしています。独り言のように発するのがポイントなのですが、寝たふりのときは100%嬉しそうに飛んで来るので安心しています。
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