犬が散歩でテンションが上がる4つの理由　屋外に潜むピンチから興奮している愛犬を守るために

犬が散歩でテンションが上がる理由

ごはんやおやつよりも、何よりも散歩や運動が大好きな犬にとって、1日の中で最もテンションが上がる時間なのではないでしょうか。

嬉しそうに楽しそうに散歩する愛犬の姿は、飼い主にとっても癒しの時間です。お互いに心地よい疲れを感じられる程度の運動は、健康維持にも役立てられていると思います。

しかし、飼い主にも手が付けられなくなってしまうほどテンションが上がりすぎてしまうようではいけません。

外の世界には危険が潜むことを理解し、愛犬にも周囲にも十分な配慮をしつつ、安全に散歩できるよう心がけましょう。

犬が散歩でテンションが上がるのは、退屈から解放されて嬉しいからです。

飼い主に構ってもらえないとき、お留守番をしているとき、犬は退屈しています。家の中でジッとしていると、心も窮屈なのです。

私たちはパンデミックを経験しましたね。長い間、自宅から出ることができなかった人もいるでしょう。行動が制限され、強いストレスを感じたことでしょう。外に出たくてウズウズしましたよね？

1日のほとんどの時間をお留守番している犬は、毎日同じような思いをしているのではないでしょうか。

犬が散歩でテンションが上がるのは、排泄を我慢していたからです。

「漏れちゃう…急がなきゃ！」と、排泄ができる場所まで小走りになることがあります。外に出なければ排泄をすることができない犬にとって、これはまさに一大事です。

若いうちは我慢もできます。お漏らしをしてしまうことはないかもしれません。

しかし、シニアになると、自然と排泄の回数は増えます。我慢できる時間も短くなります。お留守番中の粗相が増えたり、膀胱炎になりやすくなったりすることがあります。

トイレトレーニングは何歳からでも可能です。愛犬の不安やストレスの軽減のためにも始めてみませんか。

犬が散歩でテンションが上がるのは、ニオイに刺激を受けるからです。

最も刺激を受けるのは、他の犬の排泄物のニオイです。地面のニオイを嗅いだ後、口をパクパクさせることがあります。興奮しているのです。

オス犬が、発情期のメス犬のおしっこのニオイを嗅ぐと、テンションが上がりすぎてしまい、急に走り出したり、攻撃的になったりすることがありますので注意しましょう。

犬が散歩でテンションが上がるのは、他の犬が怖いからです。

他の犬を見かけると急にテンションが上がり、激しく吠えたり、飛びかかろうとしたり、攻撃的になることがあります。

散歩中、犬のテンションが上がってしまうことには、リスクが伴いやすいです。

リードは短く持って散歩しましょう。伸縮リードは、興奮した犬によって引っ張られると、ロックが壊れて伸びてしまうことがありますので要注意です。

他の犬を怖がってテンションが上がってしまう犬には、一から社会化を学び直す必要があります。

犬が散歩でテンションが上がる理由を4つ解説しました。

愛犬のテンションが上がっているとき、飼い主が焦ったり戸惑ったりすると、犬の興奮を煽ってしまいやすいです。

堂々とした態度で冷静に対応できることが望ましいです。安全に散歩することもトレーニングの一環ですので、愛犬と飼い主が一緒に取り組んでみましょう。

愛犬が興奮しても叱る必要はありません。怒鳴ったり大きな声を出したりすることも、愛犬の興奮を煽りやすいです。

散歩中、犬のテンションが上がってしまったとき、「待て」「おすわり」「伏せ」などの指示を出し、落ち着かせましょう。

初めはなかなか言うことを聞かないかもしれませんが、愛犬の安全を守るためのトレーニングだと思って、根気強く続けてみましょう。

情報提供元：わんちゃんホンポ