犬の寿命を縮めてしまう『ご飯の食べさせ方』3選…与えるときのタブーと意識すべきポイントとは
要注意!こんな食べさせ方は絶対NG
1.人間の食べものを食べさせる
ペット栄養学や獣医学が未発達だった数十年前は、わんこに人間の食べ残しのごはんをあげたり、わんこのごはんに味噌汁をかけてあげたりするのが普通でした。
こうした食生活が、結果的にわんこの寿命を縮めてしまい、かつてのわんこの平均寿命は今のわずか半分ほどしかありませんでした。
現代社会では、さすがに残飯食をさせている家庭はほとんどないとは思いますが、「欲しがるから」という理由で人間用に味付けされた食べものをおすそ分けしたり、つまみ食いさせたりすることはわんこの内臓に大きな負担をかけてしまいます。
2.欲しがるだけ食べさせる
わんこの体重やライフステージに合わせた適切なごはん量は、フードの袋などに記載されています。欲しがるからと言って、適正な給餌量を超えたごはんを食べさせているとカロリーオーバーとなり、わんこは徐々に太っていってしまいます。
わんこは野生の頃、集団で大きな獲物を狩っていたため、いつでも食べものにありつけるわけではありませんでした。そのため「食べられるときに食べ貯めておく」という習性があり、与えれば与えるだけ食べてしまいます。
肥満が万病の元であるのはわんこも人間も一緒。そしてわんこの肥満は100%飼い主さんの責任です。食べさせすぎたことが原因で大病を招いてしまったら、そんなに悲しいことはありません。
3.ごはんの直後にお散歩に行く
ごはんとお散歩がセットでルーティーンとなっているという家庭は多いのではないでしょうか。それ自体は悪いわけではないのですが、ごはんをたらふく食べた直後にお散歩に連れ出したり、激しく体を動かして遊ばせるのは得策ではありません。
ごはんを食べた直後に体を動かすと、胃捻転のリスクが上がってしまうからです。胃捻転は場合によっては命を落とすこともあります。ごはんの後はしっかり「食休み」を挟んでからお散歩に行きましょう。
わんこの食生活で意識すべきこと
1.総合栄養食を適正量与えるのが基本
現代では犬種やライフステージに合わせたフードなど、様々な種類の総合栄養食が市販されています。総合栄養食は、わんこに必要な栄養をバランスよく摂取できるよう計算されたフードなので、基本的には総合栄養食を食べさせていれば問題ありません。
手作り食を食べさせたいこだわりのある人もいるかもしれませんが、手作り食だけで全ての栄養を摂取することは至難の業です。わんこのごはんは総合栄養食を基本に、ときどきトッピングをしたり、手作り食を置き換えたりして変化をつけてあげましょう。
2.情報には敏感に
ペット栄養学や獣医学は今も発展途上です。今は常識と思われていることや全く気にしていないことが、最新の研究で覆されることがないとも言えません。
今はインターネットなどメディアの発達で、専門家でなくても最新の情報にアクセスしやすい環境になっています。わんこについての情報には敏感になっていたいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?言うまでもなくごはんは健康に直結するものですが、その内容だけでなく食べさせ方も大事です。
近年ではオーガニックや自然派食品のブームもあり、特に愛犬家の人の中には「わんこには自分よりも良いものを食べさせている」という人も少なくないでしょう。
ですがどんなに中身にこだわっても、食べさせ方を誤ってしまったら効果は損なわれてしまいます。ぜひ食べさせ方についても目を向けてみてくださいね。
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