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普段より少し食欲がない程度であれば、様子を見ても良いでしょう。しかし、下痢や嘔吐をしたり、大幅な体重の増減には注意が必要です。
なお、多飲多尿は、腎臓病や糖尿病の危険性も考えられます。
いつものようにスキンシップをとろうとしたときに、距離を取ったり触られるのを嫌がる素振りを見せたら「触られたくない」という意思表示です。どこか体が痛かったりケガをしているなどの異変があるかもしれません。
これは、痛みや違和感から調子が悪く、飼い主さんを遠ざけようとしているサインです。触って嫌がる部位はないかなど、可能な範囲で体にトラブルがないか確認してください。
犬は調子が悪いときに、小刻みに震えることがあります。
犬が震えている場合、病気を疑うべき場合もありますので、その際は早めに動物病院を受診してください。
寒さによる震えは温めれば改善しますし、雷や工事音などであれば理由が明確です。しかし、病気や痛みからくる震えの放置は非常に危険です。
呼吸に何かしらの異常を感じる場合は、痛みや違和感から調子が悪くなっていることがあります。
散歩後や暑い場所にいたわけでもないのにこのようなサインが見られたら、調子が悪いのかもしれません。呼吸器系に異変が生じている可能性もあります。
愛犬に上記のような「調子が悪い」時のサインが見られたら、基本的にはかかりつけの動物病院を受診することをおすすめします。
しかし、なんとなく元気がない様子や食欲不振も、1~2日で元の状態に戻ることがあります。下痢や嘔吐も本人がケロッとして普段と様子が変わりなければ、問題ないケースがほとんどです。疲れやストレスからくる一時的なものと捉えることもあります。
しかし、3日以上調子が悪い状態が続くようであれば迷わず受診してください。もちろん、それ以前に受診しても何の問題もありません。何もなければそれで良いのです。長い時間を過ごしている飼い主さん自身の判断を信じて動いてください。
犬は自分で「調子が悪い」と訴えることはなかなかできません。元々群れで暮らしていた犬の祖先は、外敵に悟られないように自身の不調やケガは隠すという習性がありました。その習性が今でも残っているのです。
犬の調子が悪い原因は非常に多岐にわたりますが、普段と少しでも様子が異なると感じた場合は、積極的にかかりつけの獣医師さんに診てもらってくださいね。