犬が久しぶりに会った人に見せる仕草や反応5選 記憶力はどのぐらい?覚えてもらうための方法とは
犬が久しぶりに会った人に見せる仕草や反応
長らく会っていない友人にも、尻尾を振ってまるで「久しぶりだね!」とでもいうように親しみを見せることはありませんか?
今回は、犬が久しぶりに会った人に見せる仕草や反応をご紹介します。
1.予期せぬ再会を驚く
わたしたち人間も、久々に会った人をすぐに思い出せないことがありますよね。
これは犬も同じで、まさかその人に会えるとは思っていないので、キョトンとした表情を見せます。徐々に匂いや声、見た目から記憶を呼び起こしていきます。
そのときに驚いたような「ハッとした」表情を見せることがあります。人間のようで興味深くもあります。ぜひこのときの犬の表情の変化に注目してみてください。
2.尻尾を振り喜ぶ
分かりやすい表現として尻尾をブンブンと大きく振り、体全体を使って喜びを示します。久しぶりに会うその人のことが大好きなのでしょう。他にも、ジャンプしたりクルクルと足元で回ったり、「キューン」と鳴きだす犬もいます。
犬はストレートに気持ちを表現します。再会した喜びを嘘偽りなく表してくれる犬の姿は実に微笑ましいものです。
3.体をくっつけたりお腹を見せる
犬によっては前述した喜びを表す一方で、甘える仕草を見せる子もいます。分かりやすい行為としては、その人に体をピトッとくっつけたり、目の前でゴロンとひっくり返りお腹を見せたりします。
久しぶりに会った犬がそのような仕草をしてきたら、優しく声をかけながら満足するまで撫でてあげてくださいね。
4.入念に匂いを嗅ぐ
数回程度会った人と久しぶりに会った際によく見られる行動です。「知っている人だと思うけど誰だっけ…?」というときに、その人の匂いを入念に嗅いで確認します。
手足、口元、頭など全身をくまなくチェックされると思いますが、できれば納得するまで嗅がせてあげましょう。犬と親しくしたいと考えるならば、覚えてもらう絶好の機会です。
5.警戒する
犬は久しぶりに会う人に警戒することもあります。唸って近づいてこない様子に「この前一緒に遊んだのに…」と悲しく思うかもしれません。
しかし飼い主さんと楽しく話す光景を見せることで、犬の警戒心は徐々に緩んでいくでしょう。積極的に匂いを嗅がせたり、優しく名前を呼ぶなど少しづつ距離を縮めていってください。
後述しますが、犬の記憶に残りやすいのは、強い刺激や印象的な出来事がある場合が多いです。おやつやおもちゃなどの手土産を持っていくのもいいかもしれません。
犬の記憶力について
犬の記憶力はどの程度なのでしょうか。実は2種類存在します。
- 短期記憶
- 長期記憶
短期記憶は犬にとって重要な情報ではないと処理されるため、数秒で忘れます。反対に長期記憶は、大好きなことや生きていくために必要な情報が当てはまります。
久しぶりに会った人に喜ぶのは、その人が犬の長期記憶にインプットされているからです。大好きな人はしっかりと残っているのです。反対に覚えてもらえていない人は、犬の短期記憶として処理されてしまっているのかもしれません。
犬に覚えてもらうためのコツ
犬好きな人ならなおさら自分のことを覚えておいてほしいですよね。そのためには、犬と触れ合う時間と密度が関係します。
飼い主さんと一緒に散歩に行く、おもちゃで遊ぶ、おやつを与える…など、積極的にスキンシップをとってください。できれば数時間一緒に過ごすことをおすすめします。
回数を重ねると記憶は「短期記憶」から「長期記憶」へと移行します。個体差はありますが、月に1回程度会うことを数回繰り返すことで、長期記憶として定着するはずです。
大切なポイントは、犬にとって忘れがたい魅力的な時間を共有することです。
まとめ
今回は、犬が久しぶりに会った人に見せる仕草や反応をご紹介しました。
「たまにしか会わないけど覚えてほしい!」と思う方は、頻度を増やし一緒に楽しむ時間を積極的に作ってみてください。
会うたびに犬の反応が違って興味深いかもしれませんよ。しばらく会っていない犬がいるのであれば、ぜひこの機会に顔を見せにいってみてくださいね。
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