『吠えやすい犬』になっている飼い主のダメ行為とは?やめさせるコツや改善すべきポイントとは
犬はなぜ吠えるの?犬が吠える原因や理由
犬は本来吠えることで仲間と意思疎通を行う動物です。したがって、「吠える」行為自体は犬にとってごく自然な行動と言えます。
しかし私たち人間と一緒に暮らしていく上で、どうしても吠え癖を改善しなければいけません。吠え癖を無理なく改善するためには、犬が吠える理由を理解することが大事です。
- 要求吠え
- 警戒吠え
- 興奮吠え
- ストレス発散
犬が吠える理由は、大きく分けて以上の4つです。
「かまってほしい」「遊んで」などの要求吠えから、自分や飼い主を守り威嚇するための警戒吠え、テンションが上がりすぎたことによってつい吠えてしまう興奮吠え、そしてストレス発散です。
『吠えやすい犬』になっている飼い主のダメ行為
犬が吠える理由や原因を簡単に理解したところで、飼い主のあるダメ行為によって『吠えやすい犬』になっている可能性を見ていきましょう。紹介する飼い主のダメ行為に心当たりのある方は意識的に改善してください。
1.吠えたときに頭ごなしに叱る
犬が吠えたからと言って、つい「ダメでしょ!」「吠えるのやめて!」と頭ごなしに叱っていませんか。この叱り方では、犬の吠え癖を改善することは難しいでしょう。
吠えたときに声を荒げて叱ってしまうと、犬は「かまってくれた」と勘違いして要求吠えを促したり、怒鳴られたことに反射的に警戒心が働き、威嚇吠えをエスカレートしてしまう恐れがあります。
2.吠えても優しい声音で対応してしまう
可愛い愛犬だからと吠えたときについ「どうしたの?」など、優しい声音で反応していませんか。これでは犬が「吠えたら飼い主が構ってくれる」と間違えて学習してしまいます。
可哀想と感じる人も多いと思いますが、犬が吠えたときは極力反応せず無視を貫くか、一言「ダメ」と言ってその場をしばらく立ち去る方法が効果的です。
3.日頃からコミュニケーションが足りていない
吠えやすい犬になっている原因として、日頃からスキンシップや遊びなどのコミュニケーションが足りていないことから、ストレスにつながっている可能性も考えられます。
犬は飼い主からの愛情を感じられないとストレスが溜まり、違う方法でストレスを発散させようとします。破壊行為や吠える、唸る、自傷行為によってストレスを発散させようとするのです。
この場合、毎日愛犬とコミュニケーションを図り愛情を注ぐ時間を作ることで、ストレスが緩和されて問題行動が改善される可能性は高いでしょう。
4.犬にとってストレスの溜まる生活環境になっている
犬にとってストレスの溜まる生活環境で暮らしている場合、ストレスから吠え癖に繋がっている可能性が疑われます。
飼い主がほとんどいない生活スタイルや、部屋の室温が愛犬に適していない、外の騒音が直に聞こえてくるなど、犬がストレスを感じる要因はさまざまです。
愛犬がストレスを感じていないか生活環境を見直し、改善を図ることで吠え癖や問題行動が改善されるケースも多くあります。
犬の吠え癖をやめさせるコツは?しつけ方を解説
犬の吠え癖をやめさせるためには、まず飼い主が愛犬とコミュニケーションを十分にとり、愛情を注ぐことが大切です。また、生活環境をなるべくストレスのない環境に改善してあげましょう。
その上で吠え癖が改善されない場合は、犬が吠えたときに以下の対応を実践してください。
- 基本的に吠えたときは反応しない
- 執拗に吠えるときはその場を離れて一定時間戻らない
- 犬が吠えることをやめたら元の場所へ戻る
- 犬が落ち着いた様子を見せてからかまう
吠えたときにかまってしまうと、吠えるとかまってもらえると勘違いさせてしまいます。したがって、以上の4つのポイントを押さえて対応してください。
また、運動不足が原因の場合は散歩の距離を長くしたり、途中でランニングを取り入れたりすることで運動不足解消を狙いましょう。
まとめ
いかがでしたか。吠えやすい犬になってしまう原因は、生活環境によるストレスや飼い主の対応に原因があることが大半です。今一度、ご自身の対応や生活環境を見直して、吠え癖の改善に努めましょう。
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