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「apply」の後に前置詞をつけて「申請する」を表す時
「apply to」と「apply for」という表現があります。
どちらも日本語だと同じ意味に感じてしまいますが
実はこの二つは明確な用途の違いがあります。
今回はこれらの表現の違いについて細かく紹介していきます。
applyは何か仕事や学校などに対して「応募する、申請する」という意味合いと、ルールや割引などを「適用する」の意味で使われます。
日本語にすると文脈によって応募、申請、申し込みなど少し適切な言葉が変わってくるケースもありますが、英語ではこれらすべてをapplyで一括りに表現できます。
では「apply for」と「apply to」ですが、この2つの違いは意味ではなく、それぞれの前置詞の後にくる対象にあります。
つまりそれぞれの表現の次に当てはめられる単語の種類が変わってきます。それぞれ詳しく見て行きましょう。
まず基本として「apply for」の後には申し込む目的がきます。
これは「for」自体に、その後ろにくる名詞に「気持ちを向ける」という特徴があるからです。気持ちを向けているだけなので、必ずしもその気持ちが対象に届くとは限らないのが特徴です。たとえば、奨学金を貰うために申請しても、必ずしも貰えるわけてはありませんし、新しい職場を希望する申請をしたとしても会社の事情で異動することができない場合もあります。
We all applied for the same job.
私達は全員、その仕事に応募した。I applied for a discount on my car insurance.
私は自動車の割引を申請した。
「apply to」の後には申請先(個人名や組織名など)がきます。
「to」は、その後ろにくる名詞を指し示す「矢印⇒」のような役割をする前置詞です。そして、その後ろにくる名詞に何らかの情報が必ず届くという特徴があります。大学に出願書類を送れば、申請先の大学に必ず届きます。
I applied to all the top schools.
私はすべてのトップスクールに応募した。She applied to join the tour.
彼女はツアーに参加の申請をした。I applied to become the next team leader.
私は次のチームリーダーになるために申請した。
また申請目的、申請先の二つを同時に表現することも可能で、その場合は文の中にtoとforの両方を使うこともできます。
I applied for a job with the police department.
私は警察の仕事に応募しました。She applied for the CEO position and had to interview with the Board of Directors.
彼女は取締役会に対して次期CEOになるために申請を出した。
以上「aply to / for」の用法や使い方の紹介でした。
日本語にすると同じように見えてややこしいので、語順を覚えると理解が楽になるかもしれません。英語はとても言葉を並べる順番が大切な言語です。
使いこなせるとあなたの英語の表現の幅が広がることは間違いないので今回紹介した例文を参考にしてぜひ実践の英会話でも役立ててみてください。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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文/ Aki
翻訳/ Aki
画像/Dane Deaner, CC Licensed
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