まずはじめに…
【使役動詞の基本規則】
英語の動詞の中でも、皆さんを悩ますのが「使役動詞」なのではないでしょうか?
使役動詞というのは人に対して「何かをさせる」という意味を持つ動詞です。
主に make/have/let/get の4種類が挙げられます。それではそれぞれの使い方について一緒に見ていきましょう♪
今の時期にふさわしい関連動画も紹介しているので最後まで楽しんで読んでください!!
make
make の使役動詞の使い方は主に3通りあります。
1:make + O. + V. (OにVをさせる)
I made my son water the flowers.
息子に花の水やりをさせた。
2:make + O. + adj. (Oが~するようにする)
We’ve tried our best to make them happy.
私たちは全力を尽くして彼らが楽しめるように努めた。
3:make + O. + p.p. (Oを~させた)
I made her heart broken.
私は彼女を傷つけた。
それではこの make の使い方をVoiceTube動画で復習してみましょう♪
今回はもうすぐクリスマスなのでクリスマスソングの中の使役動詞をみてみましょう。
動画をチェック→【『恋人たちのクリスマス』マライア・キャリー feat. ジャスティン・ビーバー
have
have の使役動詞の使い方は2通りあります。そうです、今回のブログの本題である「髪を切った!」の表現は have を用います!人に切ってもらう場合は have one’s hair cut と「髪を切られた状態にしてもらった」というように表現して髪を切ったことを表します。
1:have + O. + p.p. (Oを~してもらう)
She had her hair cut yesterday because it’s been really hot lately.
最近暑すぎたので、彼女は昨日髪を切りに行きました。
2:have + O. + V. (Oに~させる)
She decided to have her son keep the early hours.
彼女は息子に早寝早起きをさせることにしました。
let
let には許可/同意の意味が含まれます。
let + O. + V. (Oに~させる)
I let my daughter name my pokémon.
私は娘に自分のポケモンの名前を付けさせた。
let を学んだところで、何か見覚えのあるフレーズを思い出しませんか?そう、ディズニー映画『アナと雪の女王』の主題歌『Let it go』です!小さい子から大人までハマり社会現象となったこの曲、もう一度VoiceTube動画で復習してみましょう♪
動画をチェック→【ディズニー映画『アナと雪の女王』主題歌 レット・イット・ゴー
get
get は使役動詞の中では他の3つの動詞に比べて使い方が特徴的なので注意が必要です。 get の後ろにV動詞を置く場合は必ず to + V.の形をとる必要があります。
get + O. + to V.
How did you get Richard to pay the bill?
どうしてリチャードに会計をさせたの?
get + O. + p.p.
I couldn’t utter a word because she got me paralyzed.
彼女の行為が私に一言も言葉を発せなくさせた。(私は彼女に驚かされた)
よく見られる使役動詞の間違った使い方
上記に挙げた4つの使役動詞の使い方はわかりましたか?それではよく見られる使役動詞についての誤解を解いていきましょう!
【間違った使い方: need/want/ask/tell を使役動詞として使う】
これらの動詞は誰かに何かをやってもらったり、何かを頼むときに使用する動詞ですが、決して使役動詞の一部分ではありません!間違えないでください!使役動詞ではありませんよ。これらの動詞の後ろでは必ず to + V. の形が現れます。
例文:
My dad wanted me to wash his car.
私の父は私に車の洗浄を手伝って欲しがっていた。The teacher asked his students to hand in the assignment tomorrow.
先生は生徒たちに明日宿題を提出するように言った。
【使役動詞を用いた慣用表現:「髪の毛を切る」「車を洗う」のフレーズを詳しく紹介します】
“I want to have/get/make my hair cut.” vs. “I want to cut my hair.”
「私は髪の毛を切りに行く」の直訳は “I want to cut my hair.”, ですが実際には “I want to cut my hair.” は「自分で髪の毛を切りたい」という意味になります。もし美容師さんなど他の人に髪の毛を切ってもらいたいのなら、英語では “I want to have/get/make my hair cut.” もしくは “I want to have a haircut.”といいましょう!
“I want to have/get/make washed.” vs. “I want to wash my car.”
「車を洗いたい」の直訳は “I want to wash my car.” ですが、他の人に車を洗ってもらう(ガソリンスタンドなどで使える表現ですね)ならば、英語では “I want to have/get/make it (my car) washed.”言うのを覚えておきましょう!
ということで同じように “I repaired my car.” と “I had my car repaired.” の違いはもう分かりましたよね?自分で車を直すか、人に頼んで直してもらうか…しっかりと区別できるようにしましょう♪
今日のブログはここまでです!少しでもみなさんの使役動詞の勉強の助けになったなら幸いです。意外と日常会話で使役動詞を使う機会はたくさんあるので、この機会にもっともっとVoiceTubeの動画で使役動詞を含む英文に触れてみましょう!
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文/ Eason Chang
翻訳/Hoshie
画像/ Photo byrawpixel.com Unsplash, CClicensed
資料/ Sammy 老師學英文
作者紹介/ VoiceTube