「手がドラゴンになるよ」龍好き作家による“遊べるペーパークラフト”
ファンタジーモンスターの雄、ドラゴンにはさまざまなタイプがいます。炎のドラゴン、水のドラゴン、風のドラゴン……などなど。
そしてこのたび、ペーパーアーティストとして活動している「紙龍(しりゅう)」さんが生み出したのは“手のドラゴン”です。
このほど紙龍さんがXに「手がドラゴンになるよ!」というコメントを添えて投稿したのは、5本の指にドラゴンの顔と腕がそれぞれ装着された手の画像。
小指・親指の2本が腕、人差し指・中指・薬指の3本が頭という形です。頭の部分には角や尾、翼も備えられ、赤色の鱗もファンタジー感が強めで見ているこちらの心も躍ります。
そして各パーツを装着した状態で指全体を軽く折り曲げれば、紛うことなき三つ叉のドラゴンが完成。画面を越えて、今にも飛びかかってきそうな迫力です。
紙龍さんはその名の通り、龍やドラゴンが好きで、自分の中のドラゴンのかっこよさをペーパークラフトで再現し続けてきました。
今回の作品は、ペーパークラフトを作る際に頭部をまず作成し、それを仮置きとしてペンに差していたところ「指にはめたら遊べるんじゃないかな?」と思ったのがきっかけだそう。中身が空洞という、ペーパークラフトならではの利点も活きているとのことです。
「そもそもペーパークラフトを作る上で作品が完成して終わり、と言うのが少し寂しかった」と紙龍さん。そのため紙を使って遊ぶことができ、コミュニケーションのきっかけになる作品を目指したかった、という思いもあるようです。
この作品は指の可動に応じて遊ぶことができる仕様になっており、装着者次第でいかようにもかっこよく見せることができるのが大きな特徴。
ジオラマなんかと組み合わせれば、臨場感あふれるシーンが演出できるのではないでしょうか。
ただ紙の耐久性の関係上、何度も遊べる作品ではないそうで「落としたり無理に動かすと壊れてしまうリスクは今でもあります」と、まだまだ改良の余地が残っていることも教えてくれました。
指にはめるタイプのドラゴンのほか、頭に被るタイプのドラゴンなど、ユニークなドラゴンモチーフのペーパークラフトを作ってきた紙龍さん。
「ほかにドラゴンにしてみたい部位はありますか」と聞いてみたところ、「全身ペーパークラフトで作って着ぐるみみたいな作品もつくってみたいです」と返ってきました。
紙龍さんのクオリティで全身をドラゴン化できるペーパークラフトが誕生したら、腰が抜けるほど迫力のある作品になるに違いありません。
全身ドラゴン、実現する日が楽しみですね。
<記事化協力>
紙龍-SiRYU- さん(@SiRYU000)
(ヨシクラミク)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025122702.html