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お香を焚いたり、線香をあげたりする際に使用する仏具のひとつ「香炉」が、およそ3分の1スケールでカプセルトイに。12月下旬より、全国のカプセルトイ売場にて販売を開始しています。
このミニチュア香炉、単なるディスプレイでなく、なんと実際にお香を焚くことが出来るというスグレモノなのだとか。本当に?香炉がカプセルトイで……?
気になったことはすぐに調べたくなる筆者なので、早速近隣のカプセルトイ売場に足を運ぶと……お、発見。無事に入荷されていました。ホッ。
自販機の横から中を覗いてみると、まずまず減っていることがわかります。発売されたばかりにもかかわらず、なかなかの人気ぶりであるようです。
この「1/3スケール 本当に使える香炉」のラインナップは、全4種類で、価格は1回500円。どれも味わい深い造形ですが、あえて言うなら「龍と鳳凰」を狙いたいところ。だってカッコいいじゃないですか、龍と鳳凰。
いざ硬貨を投入し、ハンドルを回すと……出てきたのは「龍と鳳凰」でした!狙いを一発でゲットとはかなりツイてる!早速持ち帰って、現物をチェックしてみましょう。
カプセルから取り出し、現物を手にしてみるとまずその重厚感に驚きました。本体は亜鉛合金で出来ており、手のりサイズでありながら、しっかりとした重みを感じることができます。
上部の蓋や本体周りも、プリントでなくきちんと彫られており、非常に精巧なつくり。そして、龍と鳳凰の力強さがしっかりと表現されています。かなりカッコいいぞ……!
さて、肝心の香炉としての機能はどうでしょう。蓋を開いてみると、中にはあらかじめお香がセットされています。これに火を付ければそのまま使用可能とのこと。
着火してみると、たちまちお香から煙があがり、周囲に和の香りが立ち込めます。普段お香を焚く習慣がない筆者ですが、この線香のような独特の香りを嗅ぐと、やはりリラックスしますね。蓋から煙が漏れる様子も、非常に赴き深いものがあります。
時間にして5分ほどで、煙は消えてしまったものの、500円という安価であることを考えれば、十分すぎる出来栄えと言えるのではないでしょうか。香炉を使ったことがない方のお試しとしてや、出先で急に香炉を使いたくなった時などにも便利かもしれません。
なお、使用時は本体が非常に熱くなるので、特に小さなお子さんがいる場合などは、火傷に要注意。お香の火が消え、熱が冷めたことを確認してから、片付けるようにしましょう。
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024122503.html