食べ物から飲み物まで、あらゆるモノを木彫りによってリアルに表現している「キボリノコンノ」さんが、自身の作品を用いたクイズ絵本「どっち?」(講談社)を12月7日に発売しました。

 普段はSNSを中心に、作品を発表しているキボリノコンノさん。作品の出来栄えはどれも秀逸で、見る人を常に驚かせてきました。

 そんな同氏の作品がクイズ絵本になったとのこと。見本をいただき、中身を一部公開することの許可を得たので、紹介していきます。

 まず、本のタイトルと共に中表紙に載っているのは、2つのカステラ……これはいきなりの難問です。どちらが木彫りの作品でしょうか?

 一見しただけではどちらが本物なのか全くわかりません。ページをめくると本物がひと口かじられており、こうなると一目瞭然。右が木彫りのカステラでした。

 続くページには、計25尾の煮干しが。2択でも難しかったのに、今度はまさかの25択。まさに”激ムズ”という自評にふさわしい難度です。

 正解は、下から2列目の真ん中の煮干し。筆者はこれももちろん正解することはできませんでした……。

 お次は、さまざまな種類のパン。あんぱん、メロンパン、クリームパンなど、たくさんのパンが載っていますが……このうちひとつが木彫り作品。全く分からないのですが、強いて言うなら食パンかな……?

 ページをめくると、そこには下半分が加工されていない食パンが。ようやく正解することができました。

 このような形で、次々と本物と木彫りを見極めるクイズが出題されて行きます。もちろんこの後に出題されるクイズも難問ぞろい。簡単には見破れないでしょう。

 また、「どっち?」「こっち」、「どれ?」「これ」と、短い文章でテンポよく読めるのも本書の特徴。子どもから大人まで、一緒に楽しめる内容となっています。

 ちなみに、見出しに使用した、本の表紙「バタール」は帯を外すと正解が分かる仕様で、正解は左。遊びゴコロあふれる仕掛けも盛り込まれたクイズ絵本「どっち?」は、全国の書店にて取り扱いされており、価格は1760円(税込)となっています。

 また、2024年1月26日から3月10日の期間、渋谷パルコのイベントスペース「ほぼ日曜日」にて、書籍の出版を記念したクイズ形式の展覧会を開催予定。今後もキボリノコンノさんの活動から目が離せなさそうです。

<記事化協力>
キボリノコンノさん(@kibori_no_konno

(山口弘剛)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛‌ | 配信元URL:https://otakei.otakuma.net/archives/2023120705.html
情報提供元: おたくま経済新聞
記事名:「 本物はどっち?木彫り作家「キボリノコンノ」さんが激ムズクイズ絵本を発売