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飲食業界は日々進化し、特に最近では「映え」や「インパクト」という点を意識することで、より訴求力ある商品をリリースすることができるようになりました。
そんな「インパクト」に全振りしたような商品が、つい最近登場して話題になっています。それはモスバーガーとチキンラーメンコラボの「モスチキンラーメン」です。
「モスチキンラーメン」は、モスバーガー恵比寿東店にて11月23日と24日の2日間限定で提供されているメニュー。しかも各日200名限定となっているので、食べられる人は2日で400人!かなり限られた人しか食べられない幻の一杯なのです。
特に筆者のような地方住み(静岡)の人間にとっては、悔しいことこの上なし。食べたいのに食べられないじゃないか!そうだ、ないなら作ってしまおう!(昭和民の発想)
そもそも「モスチキンラーメン」は、名前通り「モスチキン」+「チキンラーメン」という組み合わせ。モスチキンラーメンをお店で食べることはできなくても、モスチキンとチキンラーメンならば全国どこでも容易に入手可能。
モスバーガーの公式サイトでもレシピが公開されており、基本は「モスチキン」+「チキンラーメン」だけのレシピでした。ということで、さっそく材料そろえて作ってみることに。
まずは、モスチキン(320円(税込)/269kcal)をモスバーガーでゲット。
つづいておなじみの「チキンラーメン」(筆者購入価格150円(税込)/377kcal)をコンビニでゲットしてきます。
今回は公式サイトなどに掲載されている写真バージョンにあわせるので、あとは「ネギ」を用意して準備万端。
シンプルながら、今のところ組み合わせの相性は不明。それぞれの味については想像つきますが、この2個が組み合わさるとどうなるか?楽しみでもあり不安でもあり……。
材料がそろったところで「モスチキンラーメン」を作っていきます。
用意した材料を改めて紹介すると「モスチキン」「チキンラーメン」と、「ネギ」です。
作ると言ってもお湯をかけるだけのシンプルなレシピ。たいそうなものではございません。
「チキンラーメン」にお湯を注ぎ、その上に「モスチキン」をのせます。
そして最後に「ネギ」をまぶして完成。本当に簡単です。
それにしても……やはり見た目の印象が強烈。これまで数え切れないほどチキンラーメンを食べてきましたが、モスチキンをドーンとのせて食べるということはもちろんしたことがない。
見た目のインパクトは十分すぎるほど十分なので、あとは食べるだけ……。ですが、やや不安も。
「モスバーガー」と「チキンラーメン」がコラボしてみた……という「エイプリルフール」のような「ノリ」だけに付き合わされるのは正直ゴメンでございます。ちゃんと味も美味しくなければ意味がありません。
ということで、「モスチキン」を食べていきます。
いただきます。
こ・れ・は……!意外にうまい!!
通常であれば、衣の「カリカリ」食感だけですが、今回はチキンラーメンのスープがあるので、デロデロになった部分も楽しめます。
そして、肉汁とチキンラーメンのスープが非常によくあう。あうあう。さすがお互い「鶏」である。
そしてチキンラーメンの方はというと、こちらも逆に「モスチキン」の肉汁との相性がよく、スープに旨味が溶け出すことで「相乗効果」が起きている。
単調になりがちな「チキンラーメン」の味わいが、何層ものレイヤーに別れ、次々と味のグラデーションを生んでおります。これはまるで、チキンラーメンのフォトショップやー!
また、肉を崩して更にスープに溶け込ますことで、肉の旨味が全体に染み渡り、うまさが倍増。「チキンラーメン」を食べているというよりも、何かガッツリ系の高いラーメンを食べているような錯覚を覚えます。
最後は骨を残して完食。ごちそうさま。
なお、公式サイトのレシピでは「モスのチリディップソースをかけるとうまい、すご~くうまい」という補足が記されています。スパイシー味が好みの方は挑戦してみるといいかもしれません。
よくよく考えたら「チキンラーメン」に「たまご」をのせるのは定番。その「たまご」の元も「鶏」であり、鶏同士の「モスチキン」と「チキンラーメン」があわないわけがないのです。
本当に、色眼鏡で見てしまい申し訳ございません、美味しかったです。
<参考>
モスチキンラーメン
(たまちゃん)
話題の「モスチキンラーメン」は本当に旨いのか 食べに行きたいけど行けない地方民が自作してみた | Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By たまちゃん