株式会社明治が製造・販売している円錐型のチョコレート菓子「アポロ」。発売から半世紀以上たつ現在も幅広い世代から愛される定番のお菓子ですが、ついに反抗期を迎えた個体が現れたようです。

 X(ツイッター)に投稿された写真には、従来のぽてっとしたフォルムからは想像もつかないほどにとんがった、気合いが入りすぎているアポロ。触るもの皆、傷つけてしまいそう……!

 今作はもちろん実際に販売されている商品ではなく、お菓子作家の「ぎーすけ」さんが、アポロを自作できるキット「手づくりアポロ」を用いて制作したもの。

 元々はバレンタインデー用に「ドSなチョコ」というテーマで構想していたそうですが、その時は時間が取れずに制作を断念。それを現在の夏休み時期に合わせて、「反抗期」という言葉に置き換えて作ってみることにしたのだそう。

 実際に販売されているキットには、このような型は付属していないため、透明のOPPフィルムを用いて自作。あとはマニュアル通りにチョコチューブを使い、冷やし固めれば反抗期アポロの完成です。

 「イメージはトゲトゲしい中学生くらい」と語る作品の出来栄えについては、「思ってた以上にとんがってたので嬉しかったです」と、ぎーすけさん自身もほぼイメージ通りの出来栄えとなった模様。

 中でもひとつだけピンクと茶色が逆になっているアポロは、最後たまたま苺チョコが足りなくなったことで生まれたアイデアでしたが、「結果的に反抗期っぽくて良かったです(笑)」と、お気に入りのようでした。

 そのお味はもちろん普通のアポロなのでしょうが……テーマに共感できる方にとっては、ちょっと甘酸っぱくて、ほろ苦い。そんな「青春の味」がするかもしれませんね。

<記事化協力>
ぎーすけさん(@gi_kun_cake

(山口弘剛)

情報提供元: おたくま経済新聞
記事名:「 定番チョコ菓子「アポロ」の反抗期?気合いでツンツンに尖ってくんで夜露死苦