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毎年話題となる「年賀状」の隠しメッセージ。いろいろな図柄や文字に隠されたメッセージを探し出すのが醍醐味となっておりますが、2023年版の年賀状にはどのような「隠しメッセージ」があるのでしょうか?
当編集部でも総力を挙げて探し出してみました。中には「これは絶対にわからない」というものもありますので、「自力で探したい派」の人は本稿のことはスルーしていただきつつ……ネタバレしても良いよ!という方のみ御覧ください。
まずは年賀状の下にある「くじイラスト」から。
写真では左から2021年、2022年、2023年と並べてみました。それぞれ「牛」「なすび」「雲」と、干支や縁起物が並んでいますが、何ら変哲もないこの絵柄にも細かい芸が施されているのです。
実は2021年は「牛1匹」、2022年は「なすび2個」、2023年は「雲3つ」と、年々1つずつモチーフの数が増えています。したがって令和6年の2024年は何らかの形で「4」をあらわす可能性があります。
日本ならば西暦ではなく「和暦」で表現すべきでは?と思うのですが、意表を突くのが年賀状のメッセージです。
次は、毎年恒例とも言える「隠しメッセージ」。抽選番号の背景には「う・さ・ぎ」の文字が、まるで「キリンビール」よろしく隠されております。
絵柄もよく見ると「うさぎ」となっており、細かい芸が施されているのがよくわかります。
左上の「料額印面」(切手マーク)のところにも注目です。
2022年と2023年の富士山をよく見ると、富士山をはさんで右側に「雲1つ」あるのが共通ですが、左側の雲の数が変わっています。
2022年は左側に「雲2」つ、2023年には「雲3つ」が描かれています。どうやら2022年だから雲2つ、2023年だから雲3つ、ということのようです。こちらは今年の図柄が出てきたことで判明した共通点で、時間差ネタバレです。
となると2021年の左にある雲はひとつ?と思いきや、実は2021年は雲がなかったのです。つまりこの仕込みは2022年から開始されたものではないかと筆者は考えます。
なお、2022年・2023年に共通してあるもう1つの「右にある雲1つ」が気になりますよね。描かれている理由はハッキリとはわかりませんが、もしかすると「右の雲1つ」は翌年を指しているような気がします。2023年だと3+1で4=2024年へつなぐ年だよ、という意味なのかなと?
もしこの推理が当たりだとすると、2024年の年賀状では「左に雲4つ+右に雲1つ」になるのではないかと考えますが、そろそろスペースの問題もあるので来年はどうなることやら。
ちなみに、2022年の富士山は右に宝永山がある&手前に山が見えるので「静岡県側」。2023年は宝永山がない&湖が見えるので「山梨県側」だと思われます。
そしてその下の「消印」部分は、丸い図柄を利用し「月」をイメージしているのではないかと筆者は推理。ご承知の通り「月」はうさぎをイメージするものである意味「メタファー(隠喩)」となっている可能性が考えられます。
年賀状のシリーズの中でも人気があるのが「ディズニー年賀状」。通常版との違いは、ディズニーのイラストが随所に施されているのが特徴です。
この「ディズニー年賀状」にも隠されたメッセージ、といいますか「隠れ●●」があります。
たとえば、2023年の「消印」は干支にちなんで、プーさんに登場する「ラビット」が描かれているのですが、2023の「3」には隠れプーさんがいます。これは細かすぎて見つける難度は高めですが、見つけた時の喜びはもちろん、ディズニーファンにはたまらない仕掛けです。
「郵便年賀.jp」のホームページによると、全部で「プーさんのアイコンが7個隠れています」とのこと。今回みつけたのはそのうちの1つでしかなく、まだ残り6つが隠されています。
また「料額印面」のイラストは2021年からストーリー仕立てになっています。
▼2023年はそこに「ラビット」が登場
すべての絵柄に共通して言えるのは「ニンジン」が登場します。2021年に登場した「ニンジン」は2023年に「ラビット」が登場するという「伏線」だったのかもしれません。
今回紹介した「隠しメッセージ」はごく一部。これ以外にも数多くの隠しメッセージが、見つかるのを待っています。中には「こんなのわかるか!」と言いたくなるものもあります、ぜひとも皆様探し出してみてください。
<参照・引用>
日本郵便株式会社プレスリリース「年用年賀はがきなどの発行および販売」(2021年版/2022年版/2023年版)
※本文中にあるディズニー年賀状の料額印面画像3枚はプレスリリースより引用/(C)DISNEY. Based on the “Winnie the Pooh” works by A.A. Milne and E.H. Shepard.
(たまちゃん)