「実家の倉庫から懐かしいものを発掘しました!これ知ってる人いますか?」

 自身のつぶやきでこう問いかけたのは、ツイッターユーザー・たぬき【プラモ】さん。添えられた写真に写っていたのは、平成初期にエポック社から販売されたおもちゃ「バーコードバトラー2」です。これは懐かしい!

 しかも本体だけでなく、箱が付属した状態。ガジェット感のある黒いボディが大きく描かれています。多くの少年少女を熱狂させた、バーコードバトラー2に対し、当時を懐かしむ声が400件以上も寄せられています。

 「バーコードバトラー」は1991年に発売されたゲーム機。雑誌やお菓子等に付いているバーコードを読み取り、生成された「生命力」「攻撃力」といった数値を元に対戦を行うゲームで、コミック誌を中心に多数のメディアミックス展開を行うなど、大きな注目を集めました。その後継機として、翌年発売されたのが今回のバーコードバトラー2です。

 幼少時、友人が所持していたことをきっかけにたぬきさんも欲しくなり、クリスマスプレゼントとして買ってもらったもので、兄妹や友人と熱心に対戦をして遊んでいた、という思い出の一品。より強いバーコードを求めて、スーパーやコンビニをハシゴしていた、というエピソードは、遊んだことがある方であれば共感できるのではないでしょうか。

 倉庫で発見後は自宅に持ち帰り、早速中を開いてみると当時使っていた「デスキャメル」や「リサイクル博士」といったカードがそのまま残っていました。もちろん起動も無事確認。当時は難しくてプレイしていなかった一人用モードをやってみましたが、やはりバーコードバトラーの醍醐味は対戦にあり、少し物足りなく感じたそうです。

 投稿には「懐かしい!」の声と共に「コアラのマーチが強かったのを覚えてる」「家にあるバーコードを切り取ってめちゃくちゃ怒られたなぁ……」と、当時の思い出を語るコメントが寄せられており、多くの方が懐かしさと、ちょっとした“やらかし”の記憶を思い起こした模様。

 たくさんのコメントに対し、「驚いています!」と率直な感想を述べたたぬきさん。「かなり昔のおもちゃなので知ってる人いるかなぁと思いましたが、当時私と同じように遊んでた人がたくさんいること、そんな人たちと昔を懐かしめたことがとてもうれしかったです!」と、予想を上回る反響をとてもうれしく感じたようです。

 今とは異なり、限られた容量の中で開発者のさまざまな知恵や工夫が盛り込まれているレトロゲームの数々。当時の思い出を振り返りつつ、大人になった今だからこそできる遊び方を模索してみるのも面白いかもしれません。

<記事化協力>
たぬき【プラモ】さん(@tanupura_hobby)

(山口弘剛)

情報提供元: おたくま経済新聞
記事名:「 懐かしの「バーコードバトラー2」を実家で発掘 当時を懐かしむ声が400件超