猫に危険を呼ぶ『危ない家電』4選　落下、やけど…思わぬ事故のもとに！

1.炊飯器

じんわりと保温されている炊飯器の暖かさや、高さは猫にとってたまらないものです。しかし保温モードの炊飯器の上に乗っていると、低温やけどを引き起こしてしまう危険があります。

また、足で炊飯のスイッチを踏んでしまって空焚きになったり、高温の蒸気に触ってしまってやけどをしたりすることもあるため十分な注意が必要です。

炊飯器を猫が登れない場所に置く、あたたかくて居心地の良い寝床を別に用意する、キッチンに柵を設置して入れないようにするといった対策を取りましょう。

アイロンの事故で多いのが、衣服に使用したあと冷ましている時に誤って触れてしまうことです。

使用後のアイロンはかなりの高温になっていますので、熱さの残っている状態で猫が鼻をつけてしまったり、何らかの要因で体や足が当たってしまったりすると重いやけどを負ってしまう可能性があります。

また、冷めているアイロンでも落下によって猫がケガをすることがありますので、アイロンは猫が入れない部屋で使用・保管しておくようにしましょう。

引き出しや開き戸の中に入れて、猫が簡単に開けられないようにロックをかけておくなども有効な場合があります。

猫は洗濯機の中を寝床にしてしまうことがあり、誤って閉じ込めてしまうなどの事故につながる危険性があります。

猫が入ったまま蓋が閉まると中からは出られません。気づかずにそのまま洗濯機を回して溺れてしまう、密閉された空間に閉じ込められたまま時間が経過して酸欠になってしまうなどの事故が起こりうるので注意が必要です。

事故が起こると猫の命にも関わりますので、洗濯機を使用する前には必ず猫が入っていないかを確認する、洗濯機がある部屋には立ち入れないようにする、洗濯機の蓋を普段から閉めておくといった対策を取ってください。

冬になると、その温かさで猫の心を一瞬で奪っていくストーブ。ストーブは高温の熱を発するため、猫が近づきすぎると直接触れて火傷を負う可能性があります。特に、ガスストーブやオイルヒーター、石油ストーブなどは非常に熱くなり、触れることで皮膚に深刻な損傷を与えることがあります。

また、猫がストーブの上に置かれている物（毛布やおもちゃなど）に触れたり、猫自身の毛がストーブの火に触れて引火してしまう可能性もあるでしょう。

火災が起きるリスクがあるだけでなく、猫の命にも関わる深刻なやけどやケガを負う危険もあることを念頭に置き、ストーブガードを設置するなど猫が近づかないような対策を取りましょう。

猫は人間のように家電を使うことができませんので、当然ながら危険性についても分かっていません。

猫が家電の上に乗ったり顔を近づけたりするなど、何の気なしに取った行動が思わぬ事故やケガに発展する可能性があります。大切な猫の命を守るためにも、家電を置く場所を見直したり近づけないような対策を取るなど、日頃から気をつけるようにしてください。

家電そのもの以外にもコードなどのひも状のものも猫にとって好奇心をくすぐるアイテムでもあります。

おもちゃと思って噛んで遊んでいるうちに感電してしまうケースも起こりやすいため、コードの目隠しをするなど家電周りも対策をとれると安心です。

情報提供元：ねこちゃんホンポ