1.「ニャー」と鳴く

愛猫が飼い主さんを見て「ニャー」と鳴くのは、自分に意識を向けてもらうためです。つまり、「ちょっと、主さん!」と呼んでいるわけですね。

猫のサインの中では、非常に分かりやすい行動のひとつでしょう。

大きな声で鳴くのは、ほとんどの場合、何か要求があるときです。

例えば、「ご飯が欲しい」「トイレを掃除してほしい」「なにか気になるものがある」などが挙げられます。優しく返事をして、なにを訴えているのか考えてみるといいでしょう。

飼い主さんを見つめながら「サイレントニャー」をするときもあります。

サイレントニャーとは、声を出さずに鳴くこと。子猫が親猫に甘えるときに見せる行動ですので、飼い主さんに向かってサイレントニャーをするときは甘えているということです。

撫でてあげたり膝に乗せたりすると、「気持ちが通じた」と喜びます。

2.擦り寄ったり噛んだりする

中には、なんとか飼い主さんに接触しようとする積極的な猫もいます。もしくは、鳴き声だけでは通じなかったので少し強気に出たということかもしれません。

例えば、飼い主さんの足元にスリスリと頭をこすりつけることがあります。飼い主さんに構ってほしくて、存在をアピールしようと必死なのでしょう。

スリスリしては通せんぼをしてチラリ…といった可愛らしいサインを出す猫もいます。

また、やんちゃな猫の中には、飼い主さんを噛んで振り向かせようとする場合もあるようです。

そこまで攻撃的でなくても、前足で飼い主さんをチョンチョンとつついたり、大袈裟にジャンプして注目を浴びようとすることも。

遊びに誘いたい気持ちが含まれていることも多いので、ぜひ相手になってあげてください。

3.じっと見つめる

控えめな性格の猫は、ただただ飼い主さんをじっと見つめて呼び寄せようとする場合もあります。

なんとも健気なサインですが、飼い主さんからしたらちょっぴり分かりにくいかもしれませんね。

家に迎えて間もなく、信頼関係が結び切れていないときなどもこのような行動を取ることがあります。

ごろんと転がってリラックスした状態で見ているというよりは、お座りの体勢やスフィンクス座りであることが多いでしょう。

これらの姿勢は、なにか起こればすぐにアクションを取れるからです。飼い主さんに気付いてもらえたら、すぐに行動を起こそうとしているのでしょう。

飼い主さんではなく、目的のものを見つめる猫もいます。

ご飯がほしいときはキャットフードの瓶、トイレ掃除してほしいときはトイレなど、要求したい事柄そのものに視線を送ることで、飼い主さんに気が付いてもらおうとするのです。

4.追いかけてくる

猫がやたらと付きまとってくる…という経験をしたことがある方も多いかもしれません。

部屋を移動するたびに付いてくる姿はとても可愛いもの。実は、遠回しに飼い主さんを呼んでいる可能性があります。

鳴いたり噛んだり積極的なことはできないけれど、どうにかして飼い主さんに甘えたい…。そんな気持ちが、ストーカーのような行動を起こさせるのでしょう。

中には、付きまとうわりに止まると遠巻きに見つめてくるといったシャイな猫さんもいます。

なかなか気づいてもらえないと、飼い主さんの作業を邪魔したり、通せんぼしたりすることも。

テレビに夢中な飼い主さんの気を引きたくて、わざとテレビの前を陣取っているなんてこともあるようです。

猫が諦めてしまう前に、名前を呼んだり撫でたりして返事をしてあげるといいでしょう。

まとめ

言葉を話さない分、猫が飼い主さんを呼ぶときのサインはなんともいえない可愛らしさがあります。だからこそ、気付かずに無視するなんてことがないよう気を付けたいものですよね。

いくつか猫のサインを紹介しましたが、いつもと比べて明らかに激しく鳴く、いつもと違うタイミングで鳴くといった場合は、体調が悪い可能性も。

なるべく早めに動物病院に連れていくのがおすすめです。


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情報提供元: ねこちゃんホンポ
記事名:「 主―!猫が『飼い主さんを呼んでいる』ときの4つのサイン どんなときに見られることが多い?