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子どもにとって猫というのは、健全な発達に大きな影響を与えてくれます。自然と離れた部市部で暮らす子どもたちにとって、動物は命の尊さを教えてくれる存在です。
猫と共に生活するなかで、責任感や感性が育ち、社会性や情緒の発達にも有益であるといわれています。
また、青年期は大人に対する反発が大きくなる時期ですが、そんな時も猫たちはそのような青年のかたわらに寄り添い、精神的な支えとなってくれます。
健康的なメリットもあり、子どもが犬や猫と接触することにより、ある種のアレルギーの発症を抑えたり、家庭でのペット飼育が免疫機能を向上させたりすることが報告されています。
清潔過ぎる環境で育つよりも、ペットが持つさまざまな菌に触れることで、免疫力が向上し、病気になりにくい身体になると考えられているのです。
人生の終盤である高齢期の人にとって猫はまさしく身体的、心理的、社会的に大きな効果をもちます。
子育てが一段落するとホッとする反面、寂しさが残りますよね。
人間は何歳になっても誰かのお世話をすることに生きがいを感じるそうです。猫の世話をして体を動かすこと、また猫とふれ合ったり、さらには見ているだけでも猫から身体的・生理的効果を得ることができます。
新たな猫との生活は、愛情を持って育てることで生活にもハリが出て、猫を通じて配偶者や地域との新たなコミュニケーションも増えていきます。
社会のなかで孤立しがちな高齢者にとって猫は大切なパートナーとなってくれるでしょう。
ただし、高齢になってペットとの生活を始めるのであれば、自分にもしものことがあった場合に備えて、ペットのその後のこともちゃんと考えておくようにしておくのも大切です。
猫を飼うことで私たちの生活はとてもステキに変化します。
しかし動物を飼育するのは、メリットがある反面大変なことがあるのも事実です。
メリット・デメリットを知った上で責任を持って最後まで飼育できるか、しっかり考えて迎え入れることが大切です。