実は危険な猫の『ヘッドプレッシング』知っておくべき3つの兆候と原因
1.壁や家具などに頭を押しつける
ヘッドプレッシングは、壁や家具に頭を押しつける行動のことを言います。猫だけでなく、犬やヤギ、馬、牛などもヘッドプレッシングをすることがあるそうです。
猫が壁や家具に頭をつけて下を向いている様子は、一見愛嬌があって笑いたくなってしまうのですが、実は笑えない病気が隠れていることも。深刻な状態の可能性もあるため、注意が必要です。
疾患が原因にある場合は、壁をじっと見つめていたり、床に頭を擦りつけるなどの行動が見られることもあります。
2.頭を押しつけたままじっとしている
猫が、人や物に対して、スリスリと頭を擦りつける動作は猫ではよくありますね。でも、ヘッドプレッシングの場合は、頭をつけたままじっと動かずにいます。
壁や家具に頭を押しつけた猫が、そのままじっとしていたら、注意が必要です。ヘッドプレッシングだけでなく、部屋の隅でじっとしたまま動かないときも要注意です。
3.寝ているわけではないのに座ったまま頭を押しつけている
壁や家具に向かって寝ているのかと思ったら、どうやら起きているということもあります。座ったままの状態で頭を押しつけているのです。このような異常行動も注意が必要です。
猫は、丸くなってうつむくようにして寝ていることがあります。土下座をして謝っているように見えることから「ごめん寝」と呼ばれていますが、これはヘッドプレッシングとは違います。
ヘッドプレッシングでは、固い場所に頭を押しつけます。壁際でごめん寝をしていたらまぎらわしいこともあるので、気をつけましょう。
ヘッドプレッシングの原因は?
ヘッドプレッシングは、脳腫瘍や脳卒中などの脳の疾患が原因で起こることがあるため、猫が頭をつけてじっとしているときは注意しなければなりません。
頭を強く打ったり、誤飲による中毒などもヘッドプレッシングの原因になることがあります。顔や頭に痛みがあってヘッドプレッシングをするケースもあります。
周りがうるさい、眩しいなどのストレスが原因でヘッドプレッシングをすることもあるそうです。
ヘッドプレッシングには、このように様々な体調不良のサインのことがあります。
猫が何度もヘッドプレッシングを繰り返したり、長い時間ヘッドプレッシングをしているときは、動物病院で診てもらいましょう。他に症状が見られる場合も受診して下さいね。
全身麻酔から目覚めた際にヘッドプレッシングをすることがありますが、これは一時的なものだそうです。
まとめ
ヘッドプレッシングには、脳や神経の重大な疾患が隠れている恐れがあります。疾患によるものなのか、一時的なものなのか判断がつきにくいところですが、いつもと様子が違うと感じたら、動物病院で診てもらって下さいね。
特に、ヘッドプレッシングが始まる前に頭を打ったり、誤飲した可能性があるなら、早めに受診しましょう。
獣医師には、症状がいつから始まったか、他に症状があるか、ヘッドプレッシングの前に何があったかなどを伝えられるようにしておくと、診察がスムーズです。ヘッドプレッシングの様子を動画で撮影しておくことも診断に役立つでしょう。
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