猫に声をかけても『しっぽでお返事』するときのキモチ4選 しっぽをパタパタ…めんどくさい証拠?
猫に声をかけても『しっぽでお返事』するときのキモチ4選
1.めんどくさいけど、一応返事しとく
しっぽをパタパタと揺らす行動は、「めんどくさいけど、とりあえず返事しておこうかな」という、やや消極的な気持ちをあらわしていることが多いです。
猫は基本的にマイペースな動物。飼い主に構ってもらいたい気持ちはあっても、その時は他のことに集中していたり、ただ単に眠かったりすることがあります。
そんなときに名前を呼ばれたり話しかけられたりすると、しっぽを動かして「一応返事」をすることがあります。つまり「今は構ってられないけど、ちゃんとわかってるよ」というサインなのです。
2.ちょっと興味あるかも
しっぽをパタパタと揺らしながら、飼い主を見つめている場合は、「ちょっと興味あるかも」という気持ちのあらわれでしょう。
猫は好奇心旺盛な動物。目の前に何か新しいものがあると、しっぽを動かして興味を示したりするのです。そして話しかけてくる飼い主に興味を持った場合も、同様の行動を取ることがあります。
この場合はしっぽの動きに加えて、耳の動きや目の動きも併せて観察すると、猫の興味度をより詳しく推測することができます。
3.適当にあしらいたい
猫がしっぽ返事をするとき、「適当にあしらいたい」という気持ちが隠れているケースもあります。
母猫がじゃれつく子猫をあしらうときに、しっぽで適当に相手をするのですが、それと同じような感覚です。
つまり飼い主を「(しつこい)子猫」だと思っているのでしょう。そこには「何かしらリアクションをしてあげよう」という気持ちはないようです。
気持ちはそっちのけで、「はいはい~」と適当に飼い主をあしらいます。
4.体調が悪い
猫は体調がすぐれないときも、しっぽで飼い主をあしらう様子をみせるときがあります。
しかしこれは先述したような「クスっと笑える」ような気持ちの状態ではなく、「返事がしたいけどできない」という深刻な状態です。
猫は体の不調を隠す習性がありますが、飼い主の声かけにも応答できないほど緊急性が高い状態であることも否定できません。
原因となる病気にはガンや腎臓病といった病気だけでなく、熱中症や中毒など、短時間で症状が悪化するようなものが考えられます。
ぐたっりしている・呼吸が速すぎる・発熱・下痢・嘔吐・痙攣・元気や食欲の低下など、ほかの症状が見られている場合や、猫の様子に何らかの違和感がある場合は早めに獣医師に相談しましょう。
猫にしっぽだけ返事されたときの対処法
まず非常に大切なのは、猫の気持ちを尊重することです。
猫がしっぽだけで返事をする場合、それは「今はそれほど構ってほしくない」というサインであるケースがほとんど。
このような場合無理に猫に近づいたり、触れたりするのは避けましょう。猫の気持ちを理解し、少し距離を置いて見守ることが大切です。
猫がリラックスしたり、飼い主に対して興味を示したりするまで待ちましょう。
ただし猫がそっけない態度を示す場合でも、興味を引く方法を試してみてもOK。たとえばお気に入りのおもちゃやおやつを使って、猫の注意を引いてみたり…。
猫は好奇心が強い生き物ですので、新しい遊び道具やご褒美を使うことで、猫の興味を引きつけることができるかもしれません。
もし猫が興味を持ち始めたら、そのタイミングで優しく声をかけたり、遊んだりしてみましょう。
たいていの猫の場合はこういった方法で興味を持ち始めますが、それでも引き続き無視をされるようなら、猫の気持ちがこちらに向くまで待つのがベターです。
まとめ
猫が「しっぽでお返事」する行動は、さまざまな気持ちを表現しています。
そのためしっぽの動きだけでなく、表情や鳴き声などを総合的に判断して、猫の気持ちを読み取ってみましょう。
また猫とのコミュニケーションを円滑にするためには、猫の気持ちに寄り添い、適切な接し方を心がけることが大切です。
ぜひ今回紹介した内容を参考に、愛猫とのコミュニケーションを深めていきましょう。
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