猫好きには楽園間違いなしの『猫島』3選 猫たちに会いにいくときのマナーもご紹介
1.海外からも注目される「青島」(愛媛県)
瀬戸内海にある猫島として有名な「青島」。人口約15人に対して、猫の数は100匹以上なのだそうです。
青島付近の海はとても荒れやすいため、波浪注意報などでフェリーの欠航も多いようなので訪れる際には余裕を持った日程を組むことをおすすめします。
また青島では、以前は猫に対する餌やりは指定の場所でならOKとなっていました。しかし、それによって猫が体調を崩してしまうことが多くなったため、現在では「猫への餌やりは禁止」となっているそうです。
以前の状況とは変わっていますので、猫のためのおやつやフードは持参しないように気を付けましょう。
2.映画のロケ地としても有名な「真鍋島」(岡山県)
岡山県西部にある笠岡市の笠岡諸島に存在する周囲8㎞の「真鍋島」。こちらは1977年公開の『獄門島』、1984年公開の『瀬戸内少年野球団』、2022年公開の『劇場版ラジエーションハウス』等の多くの映画のロケ地としても有名です。
島の各所にある観光名所や港など、様々な場所で猫と出会うことができます。さらに、島の猫たちは人懐っこい性格をした子が多いようで、人を見かけると自ら近づいてきてくれるそうです。
『瀬戸内少年野球団』のロケに使用された真鍋中学校は観光名所の1つではありますが、現在は建物の老朽化により中に入ることはできないため注意が必要です。
3.『島の宝百景』にも選定された猫神社のある「田代島」(宮城県)
東北唯一の猫島としても知られる「田代島」は宮城県石巻市の沖合に存在する人口約60人の島です。
古くから漁業が盛んだった田代島の漁師の間では「猫の仕草で天候を予測していた」という言い伝えもあり、地元の網元が不慮の事故で亡くなった猫を「大漁の守り神」として祀った『猫神社』が島の中央に存在します。
「田代島」も「青島」と同様に、猫への餌やりは島民の方が管理されているため、「観光客が猫に食べ物を与えるのは原則禁止」とされています。
ただし、うっかり持ち込んでしまった人のために、船着き場のある『仁斗田待合所』には、猫の餌を入れるボックスがあるそうです。もし知らずに猫のための食べ物を持ってきてしまった場合には、こちらのボックスに入れるルールとなっています。
「猫島」を訪れる際のマナーとは
実際に「猫島」に行く時には、必ず自分たち用の飲食物と除菌シート、ゴミ袋を持参するようにしてください。
猫島で暮らす猫たちは島民の方が管理されていることも多いとはいえ、野良猫であることに変わりありません。そのため、除菌シートは必須となるでしょう。
また、このような島には売店がないことも多いため、自分たちの飲食物は自分で準備するほか、ゴミを持ち帰れるようにゴミ袋も必要です。
さらに、行く先の島でのルールをきちんと調べ、猫だけでなく島民の方のご迷惑にならないようにしなければなりません。
なお、猫の餌やりを禁止しているところでも、おもちゃの持ち込みは可能なため、猫たちと遊びたいのであればおもちゃを準備するのも良いですね。ただし必要以上に騒ぐのは厳禁です。
まとめ
「猫島」として有名な場所は多くの観光客が訪れることもありますが、あくまでもこちらは『観光させていただいている』立場です。
そのため、島の人に迷惑をかける行動は絶対に控えなければいけませんし、島独自のルールやマナーを事前に調べておくことも大切でしょう。
節度を守り、温かく接してくださる島民の方にも島で暮らす猫たちにも、そして観光させていただくあなた自身も良い気持ちでいられるよう心掛けてくださいね。
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