猫が飼い主さんに『甘えたいニャ』と思っているときのサイン3つ 心ゆくまでスリゴロさせよう♡
1.見つめてくる
猫が甘えたいとき、ジッと見つめてくることがあります。
通常、猫が目をジッと見ることは敵意のあらわれといわれますが、信頼する相手に対しては、呼びかけるような表現として見つめることがあります。
猫は一度に複数の子猫を産むため、母猫に認識されて守ってもらうことが、生き残るために重要です。そのため、子猫は自分の存在をアピールするため、母猫を見つめるのです。
もちろん母猫は自分のこどもから見つめられても、敵意とは受け取りません。子猫に気付いた母猫はやさしく舐めてあげることでしょう。
このことから、信頼している相手を見つめることで愛情を確かめる行動が確立し、この習性は成猫になっても続きます。そのため、飼い主を母猫のように感じている猫は、自分が甘えたいときに見つめてくるのです。
とはいえ、もし猫がジッと見つめてきても、猫の目を見つめ返すことは避けましょう。母猫が子猫を舐めてあげるように、やさしく撫でてあげるようにしましょう。
2.膝に乗ってくる
猫がピョンと膝に乗ってくるのは、飼い主に甘えたい時の積極的なアピール行動です。
膝の上は飼い主を一番近くで独占できる場所です。膝の上は温かく、飼い主の存在を身近に感じられる上、床から少し高さがあることから、猫本来の優位性も保てます。飼い主の膝の上は、甘えるのに最適な場所なのです。
一方、家族の中でも猫が膝に乗る人と乗らない人がいるように、猫は甘えたい相手のことを選んでいる傾向があります。お互いの信頼関係はもとより、座り心地の良さや、膝に乗ってもあまり動かずにジッとしていてくれる人を選んでいるようです。
もし、猫が膝に乗ってきたときには、時間を取って猫が満足するまで甘えさせてあげてください。静かに寝かせてあげてもいいですし、ブラッシングしたり、お腹をコチョコチョして遊んだりするのも楽しいでしょう。
3.横になってお腹を見せる
飼い主に甘えたいと思ってお腹を見せているときの猫は、飼い主が自分を見ているかを確認しています。
動物の弱点であるお腹を見せる行為は、強い信頼関係や安心できる環境でリラックスしていることを示しています。
さらに、飼い主の目の前でわざとお腹を見せる行為は、自分が甘えたいことを意思表示しているのです。気持ちが強いと、手をグーパーすることもあります。
気温が高くなると猫が仰向けになって、いわゆる「ヘソ天」の恰好で転がっている猫もいますが、暑いときのヘソ天と甘えたいときのヘソ天との違いは猫の視線です。
ヘソ天は無防備でかわいい行動ですが、お腹を触っていいという意味ではありません。いきなり触ると、甘えたい気持ちも吹っ飛び、猫は起き上がってどこかへ行ってしまうかもしれません。
もし、甘えたそうにしていたら、まずは声をかけて、耳の後ろや頭などをコチョコチョしてあげてください。起きあがってすり寄ってきたら、一緒に過ごす時間を大切にしましょう。
まとめ
猫は気持ちの表現方法が微妙なため、猫の気持ちを正しく読み取るのはすこし難しいところもありますが、今回紹介した甘えたいときのサインは、比較的わかりやすいので、猫に気持ちの応えてあげやすいものです。
猫が甘えたいと思っているときは、控えめにジッと見つめてきたり、積極的に膝に乗ってきたりしますが、横になってお腹を見せることもあります。
これらの行動はいずれも信頼と安心感をあらわし、飼い主に甘えたいなぁと思っているサインですので、愛猫がしてきたときには、優しく撫でて一緒に楽しい時間を過ごしましょう。
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