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トイレで苦しそうに鳴いている場合もあります。
ウンチが何日も出ていない場合は、便秘の可能性が高いです。これは腸閉塞や骨盤骨折などの危険性があるため、注意しましょう。
便秘は主に腸の中のウンチが硬くなって、出にくくなることで起こります。
人間と同じように、お腹を優しくマッサージすることで改善されることがあるので、猫が落ち着いている時に試してみてください。
猫のお腹を優しくマッサージします。手のひらでお腹を時計回りに撫でることで、腸の動きを助けることができます。
ただし、お腹は猫の敏感な部分なので、嫌がる場合は無理をしないでください。
猫にもツボがあり、特定のツボを刺激することで便秘の改善に役立ちます。
例えば、「百会」というツボは、腰の最も広い部分と背骨が交差する周辺にあり、腸の働きを活発にする効果があるとされています。
ツボを刺激する場合は、強く押すのではなく、指の腹で優しく押さえる程度にしてください。
オリーブオイルを少量つけた綿棒で、猫の肛門付近を優しくトントンと刺激することで、排便を促すことができるという説があります。
ただし、肛門内に綿棒を挿入するのは非常に危険なので、外側のみを刺激してください。猫によっては肛門周囲を触られることを強く拒絶する子もいるので、嫌がるようであればあきらめましょう。
猫の腸内には多種多様な腸内細菌がおり、これらの細菌のバランスを保つためには適切な食事が重要です。
また、食事とともに水分も意識して与えてみてくださいね。
ここでは猫の腸を活性化し、便秘予防に効果的な食材をご紹介します。
肉や魚がメインの無添加フードは消化吸収が良く、腸内環境を整えるのに役立ちます。
さつまいも、にんじん、かぼちゃ、おからなどの食物繊維は、猫の腸内環境を整えるのに有効です。特に、さつまいもは加熱して少量から始めると良いでしょう。
善玉菌のエサとなり、腸内環境を整えるのに役立ちます。オリゴ糖が含まれているキャットフードを選ぶと良いでしょう。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌は腸内環境を整えるのに有効です。
ただし、猫に与える場合は低脂肪または無脂肪の無糖タイプを選び、1日にティースプーン0.5杯から1杯程度にしてください。
また、適切な量は個体差があるため、便の状態などを確認しながら調節してあげることをおすすめします。サプリメントでの摂取をしても良いでしょう
今回は猫の便秘のサインについてご紹介しました。
トイレに入ってもウンチが出ていなかったり、苦しそうな声を出していたら、まずは優しくマッサージを行ってみましょう。
食事内容や水分量に気をつけることも便秘の予防につながります。
マッサージや食事・水分補給をしても改善しなければ、獣医師さんへ相談することをおすすめします。