猫が『お留守番後』に見せる仕草5選とその理由 帰宅後にしてあげたいフォローの仕方もご紹介
1.においを嗅ぐ
帰宅した飼い主さんの体や持ち物に対し、念入りに時間をかけてにおいをかいでチェックします。
飼い主さんが外から運んできたそのにおいは、猫にとってはとても重要な情報源です。飼い主さんから他の猫のにおいがしないか、どこに行っていたのかなどを、そのにおいで確かめます。
また、飼い主さんの口元のにおいをチェックすることもあります。これは親しい間柄の猫のあいさつであり、相手が何を食べたのか、健康状態はどうかなどを確認していると言われています。
他の猫のにおいがした場合、猫が不機嫌になってしまうこともありますが、猫が満足するまでにおいを嗅がせてあげましょう。
2.スリスリする
飼い主さんの帰宅後に、普段より激しく体を擦りつけたり、猫によっては頭突きになってしまったりすることもあります。お留守番をして寂しかったため飼い主さんに甘えたい気持ちを伝えているのです。
また、猫が体を擦り付ける仕草には、自分のにおいをつけて自分の縄張りを主張する意味もあります。飼い主さんが家の外でつけてきたにおいに対して、自分のにおいを上書きして安心したいのです。
この場合は、猫が満足するまでスリスリさせてあげましょう。同時にやさしく体をなでてあげると猫が喜んでくれます。
3.たくさん鳴く
飼い主さんの帰宅後に、猫が飼い主さんに向かって大きな声で鳴いたり、鳴き続けたりすることがあります。「寂しかった」「帰ってきてうれしい」「こんなことがあった」と飼い主さんに話しているのかもしれません。
このようなときは、飼い主さんも猫にやさしく話しかけて会話をしてあげましょう。
ただし、「激しく鳴けば飼い主さんに構ってもらえる」と誤解して学習してしまう猫もいます。そのため猫の性格によっては、飼い主さんが帰宅後、猫が一旦落ち着くのを待ってから構ってあげた方がいい場合もあります。
4.飼い主さんから離れない
猫は飼い主さんの帰宅がうれしくて離れられなかったり、また出かけないか監視したりすることがあります。飼い主さんが移動するたびについてくる猫の姿は健気ですよね。
なお、飼い主さんが見えなくなると鳴き続ける、お留守番中にトイレの失敗や物を壊すなどの行動をとる猫もいます。このような様子は病気の影響も考えられるので、気になる場合は動物病院に相談をしてみてください。
5.爪とぎをする
帰ってきた飼い主さんを見つけるなり、バリバリと爪とぎを始めたり、鳴いたりスリスリしたりして、猫は喜びを表現した後に爪とぎしたりすることがあります。
猫の爪とぎには、爪のお手入れ以外に「気持ちを落ち着かせる」という目的もあるのです。つまり、飼い主さんが帰ってきてうれしい気持ちを一旦落ち着かせようと爪とぎをしているのです。こういうときは、飼い主さんを見ながら爪とぎをすることが多いようです。
この仕草は猫から飼い主さんへの愛情表現のひとつでもありますので、あたたかく見守ってあげましょう。
まとめ
「お留守番後」の猫は、飼い主さんのにおいを確認し、自分のにおいをつけ、鳴いておしゃべりをするなど、飼い主さんにいろいろな仕草を見せてくれます。
そしてそれぞれの仕草には各々理由が存在しますが、猫が「お留守番後」に見せる仕草のすべては、紛れもない飼い主さんへの愛情表現です。
もし今回ご紹介したような仕草を帰宅後に見せてくれたら、愛猫の愛情表現と理解してやさしく話しかけたり、なでたりして応えてあげましょう。
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